Final Fantasy XV プラチナトロフィーレビュー

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楽しみにしていた「PlayStation 5」イベントが延期になってしまいまいた(2020年6月12日5:00からに決まりました。楽しみです。)。残念ですが仕方ありません。

PlayStation 4はライフサイクル末期を迎え「THE LAST OF US PART II」や「GHOST OF TSUSHIMA」で最後の輝きを魅せることでしょう。その二大タイトルに時間を奪われる前の今はPlayStation 4でのゲーム体験の思い出を振り返るには良い時期です。

そのようなわけでPS4でプラチナトロフィーを獲得したゲームがまだいくつかあるのでそのレビューを書きたいと思います。その中で今回はFinal Fantasy XV(FF15)をとりあげます。このFF15はPS3時代から開発が肥大化してAAAタイトルの開発が大変だという象徴のようなゲームです。

FF15に関しては賛否はもちろんいろいろな意見があるでしょう。しかし、私はこのゲームに関しては発売されたことそのものが奇跡だと思っています。現状ではFinal Fantasyという巨大なゲームの最新作(リメイクは除く)なので遊べるものならば遊んでおいたほうが良いと思います。良い面悪い面それぞれ沢山あるのでこれからのAAAゲームを考える上で必修科目です。まだ遊んだことのない人はぜひ遊んでみてください(プラチナトロフィーを取るまでやらなくても良いので…)。

目次

開発での紆余曲折

Final Fantasy XV(FF15)は開発10年以上かかっていると言われています。

もとは「ファイナルファンタジー ヴェルサスXIII」というゲームでした。PS3で発売されたFFXIIIとPSPで発売されたFF零式(当時のタイトル名はFFアギトXIII)とともに3つのFinal Fantasy XIIIのひとつとして開発され発売されるはずだったのですが、結局FF15となり、PS4で発売されました。

しかも、発売されてからも追加DLCのひとつがリリースされないことになったりと紆余曲折は発売後も続きました。このFF15の開発に関する話は皆さんもよくご存じだと思うので詳しくは書きません。ちなみに私は本編をクリアすると満足してしまうほうなのでDLCはプレイしていません。

また、現在は大成功しているMMORPGのFinal Fantasy XIV(FF14)のほうも紆余曲折がありました。FF14もプラチナトロフィーレビューを書いているので興味がある方はそちらも読んでみてください。

というわけで(ナンバリングの)Final Fantasyというゲームはどんどん規模が大きくなって、開発して発売するまでに物凄くコストのかかる物凄く大変なゲームになってしまいました。

そうなると良くも悪くも遊ぶ側も気軽に遊べなくなってしまいます。そこで私は取れるものならプラチナトロフィーを取りたいという思いを秘めながらゲームを遊ぶことになりました。

Final Fantasy XVIでもプラチナトロフィーを獲得しました(2023年11月追記)。

獲得難易度の高いトロフィー

FF15はオープンワールドのゲームでありながら、章立てになっており、その章でしか行けない場所もあります。ちょっと昔のゲームならばその特定の章であることをやらないと取れないトロフィーというものがあってゲームをやり直したり、セーブデータを沢山つくってどこからでもやり直ししやすいようにゲームを進める必要がありました。しかし、FF15ではそのようないやらしいトロフィーはなかったので安心しました。

「万劫亀の証」

アダマンタイマイを討伐するというこのトロフィーが最も苦労しました。

このトロフィーが取れればあとは苦労することなくプラチナトロフィー獲得まで行けるはずです。

結構前のことなのでどのくらいの時間で討伐できたかは覚えていませんが、1時間か2時間くらいかかったと思います。そのくらい戦いつづける必要があるのであるていどの覚悟が必要です。ネットなどを見ると早く倒す方法なども出ているので参考にすると良いと思います。私も少し参考にしたのですがそこまで上手くいかなかったので時間がかかってしまいました。

「釣りを極めし者」

FF14の時も最後に残ったのが釣りが条件のトロフィーでした。

ゲームにおける釣りは私にとっては鬼門です(笑)。

モンハンでも釣りは好きではないです。どうぶつの森は釣りがメインコンテンツのひとつと言っても良いほどです。夜ふかしや早起きをしてイトウなどのレアな魚を狙ったりしたこともありますが、あまり得意ではないです。

FINAL FANTASYのMEME(ミーム)

うろ覚えのいい加減な記憶なので申し訳ないのですが、コナミ時代の小島監督がゲーム作りのMEMEを伝えきれなかったというような意味の話をどこかで読んだか聞いた(ヒデラジで)ようなことを思い出しました。

MEMEって?というかたは、小島秀夫とMEMEというこちらのブログ記事を読んでみてください。あとDEATH STRANDINGのレビューを過去に書いたので興味のある方はこちらもぜひ。

わざわざ言うまでもなくFINAL FANTASYは坂口博信氏が作ったゲームです。しかし、シリーズを経て坂口氏がいなくなっても、スクエニの開発はしっかりとFINAL FANTASYを作っています(最近は非常に苦労していますが…)。

そのような坂口氏のFINAL FANTASYはMEMEを受け継いだ開発者たちによって今までもこれからも作り続けられます。なぜ小島監督にはできなかったことが坂口氏はできたのか…などと考えるといろいろ面白いと思います。乱暴に言うと人(後継者)を育てるのが上手かったのでしょう。

Dr.マシリトのモデルである鳥嶋 和彦氏の話が面白いので読んでみてください。とくに坂口氏と松野泰己氏の話あたりを。

そういうわけでこれからのFINAL FANTASYもしっかりと坂口氏のMEMEが受け継がれているはずなので心配ないでしょう。大変だと思いますが開発の方々を信じてこれからもFINAL FANTASYの新作を待っています。

どのような人におすすめか

Final Fantasyのナンバリングタイトルなのでゲームが好きな人は遊んでおくべきです。

私はFinal Fantasyのナンバリングタイトルはファミコン版で出ていた1と2と3以外はすべて遊んでいます。人によっては敷居の高いオンラインのFF11とFF14を未プレイの人は多いでしょう。今からFF11を始めるのは正直きついところがあるのでFF14のほうをおすすめします(ある程度まで無料で遊べるのでお試しでも)。1と2と3はリメイクされているので遊ぼうと思えば遊べるのですがリアルタイムで遊んでいないと本当の面白さというものを理解するのは難しいと思います。FF15については今ならばまだ最新のナンバリングのFFだと言えるので遊んだことのない人はぜひとも遊んで欲しいと思います。PS5が発売されてもすぐにFFのナンバリングの最新作がすぐに発売されるとは考えにくいのでしばらくは最新の座を維持するとは思いますが、PS5が発売された後にわざわざPS4のゲームを遊ぼうとはなかなか思わないでしょう。コンピュータゲームは時代の影響をとても大きく受ける(テクノロジーの面など特に)ので今のゲームは今遊ぶにかぎります。ゲームには旬があり、旬(発売されてすぐ)をすぎると鮮度が落ちてきます。オールドゲームとなってから遊ぶのもまた良いかもしれませんが、当時も遊んでいたほうがより味わい深いものになっているはずです。

戦闘システムはFF7Rに通じるものがあるのでのちのFFにもきちんと影響を与えています。PS3でFFXIIIを初めてプレイしたときにはこのグラフィックでもコマンド式バトルなのかと時代遅れ感を少し感じていましたがこのFF15にかぎっては(今プレイするとどうかはわかりませんが…)時代遅れ感を感じたことはありません。

FFは時代とともにゲームシステム(主に戦闘)が変わってきました。そしてこれからも変わり続けていくはずです。とくに今では雑魚を沢山たおしてレベルアップするという方式は受け入れられなくなってしまいました。私は昔からそういうのが苦手だったのでこの傾向は好ましいです。

極端な言い方をすればRPGは戦闘がすべてだと思っています。なぜならば、戦闘が面白くなければ「Detroit: Become Humanのようにアドベンチャーゲームで良いじゃないか」となるからです。

スクウェア・エニックスはいろいろなゲームを出していますが、言うまでもなくRPGに関してはNo.1だと言っても異論は少ないでしょう。(特に日本の)RPGというジャンルのゲームの将来はスクウェア・エニックスとその中でも特にFinal Fantasyにかかっている部分は相当なものだと思います。

というわけでナンバリングのFinal Fantasyを開発することはスクウェア・エニックスとその開発者の方々にとってはますます大変になりますが、ぜひともFF14やFF15のときの執念を忘れずにがんばっていただきたいと思います。

ファイナルファンタジー XV
総合評価
( 4 )
メリット
  • 紆余曲折あった末にファイナルファンタジーのナンバリングタイトルを遊べるだけで感謝
  • オープンワールドパートの明るさとリニアパートの重苦しさのコントラストが効いていいる
  • FF7Rにもつながる戦闘システム
  • 発売当時に批判されていた部分を発売後にアップデートで修正する対応の良さ
デメリット
  • 予定されていたDLCが中止になってしまった

スクエニのもう一つの看板タイトルであるドラゴンクエストについてはDQXIのプラチナトロフィーレビューで書きたいと思います。

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