この「FINAL FANTASY XVI」については発売される前、いや、発表される前からプラチナトロフィーを狙っていました。その狙い通りにプラチナトロフィーを獲得できたことは、嬉しさよりも安堵感を得ることが出来ました。
そんなふうに「FINAL FANTASY XVI」でプラチナトロフィーを獲得したいと思っている方にはもちろんのこと、賛否両論あるFF16を買おうか迷っている人にも参考にしていただきたいです。
賛否両論のFINAL FANTASY XVI
アクションRPGのファイナルファンタジーということで発売前から賛否両論渦巻いていました。ビッグタイトルゆえにファンの声もアンチの声もよく聞こえててきます。16作も続くタイトルともなれば、人によって思い入れのあるタイトルも違います。それゆえファイナルファンタジーというものに何を求めるかも人それぞれです。
FF14のプレイヤーから見れば(どうしても贔屓目に見てしまうが)大満足な出来栄え
私としてはFF14のプレイヤーでもあるので、FF16制作陣のメンバーの人となりもそれなりにわかっていて発売前から期待しかありませんでした。実際にFF14のプレイヤーならばニヤッとしてしまう小ネタも仕込まれています(個人的にはロウェナ(FF14のキャラ)がエオルゼア(FF14)からヴァリスゼア(FF16)に商談に来ているというところが非常に彼女らしくてお気に入りです)。また、ゲームをしていてもFF14感がところどころから滲み出てきているのを感じられます。そんな私としては大満足な今作ですが、プラチナトロフィー獲得までプレイしたうえで気になる点がなかったわけでもありません。
アクションゲーム好きから見るとテンポが悪い
いっぽうアクションゲーム好きとしてみると、ムービー(プリレンダー)やイベント(リアルタイム)が長すぎてテンポが悪いです。
「ファイナルファンタジーチャレンジ」というモードがあるということは周回プレイを想定して作られたゲームであるわけです。しかし、1周目とは違う選択ができるクエストが非常に少なく、ムービーが長すぎるので、もう1回観たいと思っていたシーンまでが長すぎて結局はムービーは全部スキップすることになってしまします。
そして、召喚獣同士の戦いは演出そのものは派手で華やかですが、通常の戦闘よりも単純な戦いを強いられることになります。通常の戦闘の出来が良いだけにこの点は非常に残念です。
この召喚獣戦についてはプロレスなんだという意見があります。的を射ていてまさにそのとおりだと思います。しかしながら、私としてはこのプロレスを受け入れられなくなっているのを感じます。子供の頃は結構プロレスが好きだったんですがねぇ…。
私が思うファイナルファンタジーの未来
今作はアクションゲームになったファイナルファンタジーとして話題になりましたが、ファイナルファンタジーとしてストーリーをもっと重視するのであるならばアドベンチャーゲームにするべきだと思いました(こっちのほうが炎上しそうですが…)。デトロイトビカムヒューマンのようなアドベンチャーゲームになればもっと雄弁にストーリーを語ることもできるし、マルチエンディング(これはFFとしては賛否がありそう(ロマサガじゃねぇんだよ…とか))にもできて繰り返し様々なストーリーに浸ることができます。それに今は雑魚敵をたくさん倒してレベルアップするという悪習もなくなったので、アドベンチャーゲーム化もいけそうな気もします。もちろんRPGというものとどう向き合うのかという問題はありますが、そこを考えよる余地はありそうです。
プラチナトロフィー獲得にむけて
私は「FINAL FANTASY XIV(新生エオルゼア)」、「FINAL FANTASY XV」と続けてプラチナトロフィーを獲得してきました。そしてこの「FINAL FANTASY XVI」で3作連続FINAL FANTASYのプラチナトロフィー獲得できたことに非常に安堵しています。
石塔について
石塔については戦闘システムを理解していないとクリアできない仕様になっています。これこそがFF16のプラチナトロフィー獲得への1番の壁です。
特にオーディンの石塔は斬鉄剣のレベルをレベル5までしっかりあげてから使わないとクリアできません。つまり、オートアタックの指輪をつけてはいけません。今までつけていた方はプラチナトロフィー獲得のために今すぐ外してください。
オーディンのアビリティーは他と違うのでしっかりと理解する必要があります。天の叢雲は連打しないと連続攻撃にならずにゲージが溜まりません(私はそこでハマってしまった…)。しかし、オーディンは2周目以降も大活躍するのでここでシステムをしっかり理解しておきましょう。
他の石塔でもレベルが低い状態で勝手にアビリティーを使ってしまう(火力が低くてタイムアップになる可能性あり)ためにオートアタックの指輪は使うべきではありません。石塔や2周目(ファイナルファンタジーチャレンジ)ではオートスローの指輪をおすすめします。
1周目で獲っておきたいトロフィーと注意すべきトロフィー
1周目というものはゲームをフレッシュに楽しめる状態であるのと同時に難易度が低い(2周目がファイナルファンタジーチャレンジであることが前提)ので、1周目でやっておくべきことを紹介します。
このゲームでは時限トロフィーはないので安心してトロフィーゲット活動ができますが、注意するべきものもあります。
なんとしても一周目にやっておきたいこと
- すべてのクエストをクリア
- すべてのリスキーモブを倒す
- クロノスの石塔をすべてクリア
- 勇者の紋章:暗黒の渡鴉(オートスローの指輪をつけてノーダメージでクリア)
- ゴッターダルメン(1周目最強武器)を作る(そのために無闇に素材を売らない)
- 召喚獣のアビリティー系のトロフィー(私は「嵐の牢獄」を2周目に持ち越してしまいました。精神衛生上1周目ですべて獲っておきたいところです。)
1周目をしっかりやっていれば2周目では「ミュトス」と「幻想の果て」の2つ(「ファイナルファンタジー(プラチナ)」は2周目クリア「幻想の果て」と同時にゲット)を獲得するだけです。
このあたりは「ELDEN RING」と同じです(あちらは3周する必要がありましたが…)。
名実ともに
名声をあげるにはすべてのクエストクリアとモブハントをこなさなければいけません。
殿堂入りモブハンター
すべてのモブを倒すとゲットできます。
旅の思い出
「最後の1つが見つからない」となりがちなトロフィーです。
最後の1つは石塔をすべてクリアするともらえます。
もうひとつの注意点としては「医者と患者と」というクエストをクリア後にタルヤに話しかけないと「タルヤの薬箱」をもらうことができません。
ナイトの技量
「オートスロー」や「オートダッジ」の指輪をつけることを推奨。
最初の「勇者の紋章:闇夜の渡鴉」をプレイすることになると思います。他のものでも良さそうですがおそらく最初の勇者の紋章が最も簡単だと思われます。
これらの指輪をつけていてもなにかしらの事故として被弾する可能性はないとはいえない(被弾したら最初からやり直しになる)ので、プレイ中はそれなりに緊張します。基本的には問題ないと思いますが慎重にプレイしたほうが良いでしょう。
伝説を超える剣
レア素材は売らずに残しておきましょう。2周目以降も引き継げるので無駄になりません。
嵐の牢獄
召喚獣のアビリティー系トロフィーで最も苦労したのがこれです。
まずは「ガウジ」を他の召喚獣でも使えるようにMASTER化する必要があります。
(焦って「ガウジ」を撃つとはずす時があるので、気持ち一呼吸置きたい…)
これでとれるはずですが、最後のガウジはガルーダではないアビリティーに切り替えてから「ガウジ」を撃たないといけないので注意が必要です。成功するまで何度もやり直すしかありません。
最後のガウジは焦って早く撃ちたくなります(早く撃ちすぎて当たらなかったことあり)が、一呼吸してから撃つイメージで私は成功しました(参考までに)。
ミュトス
2周目(ファイナルファンタジーチャレンジ)クリアまでにすべてのアビリティーを習得するだけのAPを充分に稼げると思いますが、もしものために、2周目になったら「古き教えの書 戦術の応報(AP20%アップ)」をつけてのプレイをおすすめします。2周目でもう一つ手にいれたら合成してAP40%アップにしてそのまま使い続けましょう。私の場合はこの方法で2周目オーディンを倒した直後に達成(APがかなり余った状態で)できました。
ちなみに2周めはプラチナトロフィー獲得だけが目的ならばオートスローの指輪もつけておくと安心です。ポーションやハイポーションがなくなってまたやり直しという悲劇を防げます。
幻想の果て
2周目(ファイナルファンタジーチャレンジ)をクリアすれば獲れます。
2周めはすべてのクエストやモブハントをこなす必要がないのでクリアするだけです。
逆に言えば、2周目のために1週目でやるべきことをちゃんとやってからクリアすることがいかに必要なことかがわかるはずです。
まとめ
ナンバリングのファイナルファンタジーの新作が出ることは数年(10年弱?)に1度のお祭りです。そういった意味でもお祭りに参加しない手はありません。
そのファイナルファンタジーでプラチナトロフィー獲得ということが記録されるならば狙ってみても良いのではないでしょうか。プラチナトロフィー獲得の難易度はそれほど難しくはありません。問題は戦闘システムを理解しないとクリアできない石塔です。オーディンは最後に手に入る召喚獣であるにもかかわらず、今までの召喚獣のアビリティーとは違うシステムになっています。最後になって新たな戦闘システムを理解するのは多少の苦痛をともなうかもしれませんが、非常に協力なのでその苦労以上の見返りがあります。
無料アップデートと有料DLC2種が発表されました。
FFXVIはまだまだ終わらないので興味があるならばプレイしてみてはいかがでしょうか。
- アクションRPGとして生まれ変わった野心的なファイナルファンタジー。
- スタイリッシュなアクションとド迫力の召喚獣バトル。
- ムービーが非常に長いので、テンポの良いアクションゲームと相性が悪い。
- 装備を変更してもグラフィックがほとんど変わらない。
(Steam ダウンロード版)ファイナルファンタジーXVI コンプリートエディション
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