【Maya tools and scripts】Zoo tools Pro 「Manual Rigging Tools」の使い方 part 1

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how2use Zoo tools Pro Manual Rigging tool
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Zoo tools ProにはMaya用の高機能ツールと多くのアセットが含まれています。

Zoo tools Pro の高機能ツールには様々な機能があります。その中でも特にRigに関するツールは非常に充実しています。

Zoo tools Pro には「HIVE」というRigのテンプレートツールがありますが、今回はそちらではなく、Mayaのjointをより使いやすくするツール(Manual Rigging tools)についてです。以前の記事で「cometJointOrient」を紹介しましたが、そちらよりも強力なツール(Zoo tools Proが有料のツールなので当然ですが…)です。中でも独自のプレーンを使ったjoint orientを設定する方法は非常に強力です。

今回はそんなRigのツールの中で「JOINT TOOL」と「PLANE ORIENT(JOINTS AND HIVE)」、そして「JOINTS ON CURVE」の3つのツールについて解説します。

joint orient については過去の記事に過去の記事に解説を書いたので合わせて御覧ください。

「Zoo tools Pro って何?」という方はこちらの記事を御覧ください。

目次

Zoo tools Pro の「JOINT TOOL WINDOW」の使い方

「JOINT TOOL WINDOW」にはjoint作業で使用するツールが集約されています。

Mayaに標準で用意されているものから、Zoo tools Pro独自に用意されたものまでがコンパクトにまとまっています。

特にZoo tools Pro独自のものはjoint orientの設定がとてもしやすくなるパワフルなものです。

JOINT TOOL WINDOW(簡易版)のインターフェイス

joint tool window(簡易版)インターフェイス
JOINT TOOL WINDOW(簡易版)
「Selected」
or
「Hierarchy」
「Selected」選択されたものだけに影響。
「Hierarchy」階層すべてに影響。
デフォルトは「Hierarchy」。
Aim Axisデフォルトは「X」。
Roll Upデフォルトは「Y」。
World Upデフォルトは「Y」。
Orient Roll + Y(Aim X)Local Rotation Axis のY軸を+方向へ。結果的にY軸とZ軸の方向を反転させます。
Orient Roll – Y(Aim X)Local Rotation Axis のY軸を-方向へ。結果的にY軸とZ軸の方向を反転させます。
Hide Local Rotation AxisLocal Rotation Axis を非表示にする。
Show Local Rotation AxisLocal Rotation Axis を表示する。
Mark Center
(Right Click)
選択したもののセンターの位置にマーキングする(後で消したい場合は①②を使う)。
右クリックでモードが選べる。
①「Mark Center Pivot -Regular」選択されたもののセンターに⑤で消すことが出来るLocatorを置く。
②「Mark Center Pivot -Many」複数選択されたもののセンターに⑤で消すことが出来るLocatorを置く。
③「Mark Center Pivot Locator」選択されたもののセンターに普通のLocatorを置く。
④「Mark Center Pivot Locator -Many」複数選択されたもののセンターに普通のLocatorを置く。
⑤「Delete Center Pivots」①②で置いたLocatorをすべて消す。
Volume Snap(Turn On)Mayaの標準機能「※Snap to Projected Center」の切り替え。
Create Joint Tool
(Right-Click)
jointを作成。右クリックでモードを選べる。
①「Enter the `Create Joint Tool`」そのままjointを作成。
②「Create A Joint At Selection」選択したものの位置にjointを作成。
③「Create Joints Multi Selection」複数選択したものの位置にjointを作成。
④「Create Joints Multi Parent」③のjointが繋がったものを作成。
左向き矢印(↰)Ctrl + Click(22.5度)、Click(45度)、Shift + Click(90度)回転する。
右向き矢印(↱)Ctrl + Click(22.5度)、Click(45度)、Shift + Click(90度)回転する。
回転矢印(↺)デフォルトの値に戻す。
joint のツールが充実している

投影された中心にスナップ(Snap to Projected Center)

注: 投影された中心にスナップ(Snap to Projected Center)を使用すると、他のすべてのスナップ モードが無効になります。

有効にすると、オブジェクト(ジョイント、ロケータ)を選択したメッシュまたは NURBS サーフェスの中心にスナップします。

Autodesk Maya 2024 ヘルプページ より引用

「Mark Center」で中心位置が簡単に得られる

この中で特筆すべきは「Mark Center」です。

腕などの円柱状のものの輪切りした状態での中心位置にjointを配置したい場合が多々あります。

そんなときに便利なのがこの「Mark Center」です。

シリンダーのEdgeを選択した状態
Edgeを選択してその中心にLocatorを置きます

エッジループを選択して、「Mark Center」を実行すれば丁度中心部分にLocatorが置かれます。

シリンダーのEdgeの中央にLocatorが置かれた状態
このようにLocatorが置かれました

置かれたLocatorは「Delete Center Pivots」で一発で消すこともできます。

なんとも簡単で素晴らしい。

JOINT TOOL WINDOW(詳細版)のインターフェイス

joint tool window(詳細版)のインターフェイス
JOINT TOOL WINDOW(詳細版)
「Selected」
or
「Hierarchy」
「Selected」選択されたものだけに影響。
「Hierarchy」階層すべてに影響。
デフォルトは「Hierarchy」。
Orient
Aim Axisデフォルトは「X」。
Roll Upデフォルトは「Y」。
World Upデフォルトは「Y」。
Orient Roll + Y (Aim X)Local Rotation Axis のY軸を+方向へ。結果的にY軸とZ軸の方向を反転させます。
Orient Roll – Y (Aim X)Local Rotation Axis のY軸を-方向へ。結果的にY軸とZ軸の方向を反転させます。
Edit LRALocal Rotate Axisを編集するモードに入る。手動で自由に回転出来る。
Exit LRALocal Rotate Axisを編集するモードから出る。
Align To Parent親のLocal Rotate Axisに揃える。
Zero Rot AxisRotate Axis を0にする。
Rot Axis回転させるRotate Axisを選び。数値(デフォルトは45)の角度ごとに回転させる。
cometJointOrient」と同じような機能です。
左向き矢印(↰)Rot Axisの軸と数値にそって回転させる。
右向き矢印(↱)Rot Axisの軸と数値にそって回転させる。
回転矢印(↺)デフォルトの値に戻す。
Draw Style
Bonejointの表示設定。デフォルトの「Bone」表示。
Nonejointの表示設定。「None」表示。つまり非表示。
Jointjointの表示設定。「Joint」表示。jointが繋がっていない表示。
Multi-Boxjointの表示設定。「Multi-child as Box」表示。二股以上に分かれるjointはBox表示。
Hide Local Rotation AxisLocal Rotation Axis を非表示にする。
Show Local Rotation AxisLocal Rotation Axis を表示する。
Mirror
「Mirror Orientation」
or
「Mirror Behavior」
jointをミラーリングするときの設定。デフォルトは「Behavior」
「Orientation」はコピー元のjointと同じ方向。
「Behavior」はコピー元のjointと反対方向。
Mirror Axisミラーリングする時の軸を選ぶ。となりにある「Mirror」ボタンで実行。
Size
「Scale Compensate Off」
or
「Scale Compensate On」
デフォルトでは「Scale Compensate Off」。
jointの「Segment Scale Compensate」のチェックの「ON」と「OFF」の切り替え。
「Scale Compensate OFF」で「ON」(Mayaのデフォルト)。
「Scale Compensate ON」で「OFF」。
デフォルトの場合は子のjointは親のjointのスケールの影響を受けない。
Scene Jnt Sizejointのサイズの設定
Local Jnt Radiusjointの半径の設定
Matrix & Offsets
Freeze To Offset MatrixTranslateとRotateの値をすべて0に、Scaleはすべて1にする。
Unfreeze Offset Matrix「Freeze To Offset Matrix」で0や1にした数値をもとに戻す。
Create & Offsets
Mark Center
(Right Click)
選択したもののセンターの位置にマーキングする(後で消したい場合は①②を使う)。
右クリックでモードが選べる。
①「Mark Center Pivot -Regular」選択されたもののセンターに⑤で消すことが出来るLocatorを置く。
②「Mark Center Pivot -Many」複数選択されたもののセンターに⑤で消すことが出来るLocatorを置く。
③「Mark Center Pivot Locator」選択されたもののセンターに普通のLocatorを置く。
④「Mark Center Pivot Locator -Many」複数選択されたもののセンターに普通のLocatorを置く。
⑤「Delete Center Pivots」①②で置いたLocatorをすべて消す。
Volume Snap(Turn Off)Mayaの標準機能「※Snap to Projected Center」の切り替え。
Create Joint Tool
(Right-Click)
jointを作成。右クリックでモードを選べる。
①「Enter the `Create Joint Tool`」そのままjointを作成。
②「Create A Joint At Selection」選択したものの位置にjointを作成。
③「Create Joints Multi Selection」複数選択したものの位置にjointを作成。
④「Create Joints Multi Parent」③のjointが繋がったものを作成。
詳細版ではjointのミラーリングやサイズ変更などより細かなことが行える

詳細版ではボタン一つでMatrixのOffsetが出来るところが大きいです。

Zoo tools Pro の「PLANE ORIENT(JOINTS AND HIVE)」の使い方

斜めになっているjointのRotate Axisを揃えるのに便利なのがこの「PLANET ORIENT(JOINTS AND HIVE)」です。

jointに沿ってプレーンを配置して、それを基準にして

PLANE ORIENT(JOINTS AND HIVE)のインターフェイス

plane orient(joints and hive)のインターフェイス
PLANE ORIENT(JOINTS AND HIVE)(簡易版)
Start Jointプレーンを設定する最初のjointを設定します(jointを選んで右側の「<」)。
End Jointプレーンを設定する最後のjointを設定します(jointを選んで右側の「<」)。
Hide Local Rotation AxisLocal Rotation Axis を非表示にする。
Show Local Rotation AxisLocal Rotation Axis を表示する。
Aim Axis(Primary)デフォルトはX。Negative Axisにチェックを入れると反転する。
Up Axis(Secondary)プレーンの⇒(矢印)が示している方向。デフォルトはZ。Negative Axisにチェックを入れると反転する。
Lock Plane To Axisロックボタンで使用可能になる。
「X」「Y」「Z」軸に沿ったプレーンを配置。Negative Axisにチェックを入れると反転する。
「Hide Axis Plane」
or
「Show Axis Plane」
デフォルトは「Show Axis Plane」
「Show Axis Plane」でプレーンを表示する。
「Hide Axis Plane」でプレーンを非表示にする。
Apply Plane Orient実行する。
Refresh Planeプレーンの再描画。
プレーンを利用してlocal rotate axisを設定

上の画像のように斜めになっているjointでも、プレーンを使ってLocal Rotate Axisを綺麗に揃えることが簡単に出来ます。

Zoo tools Pro の「JOINTS ON CURVE」の使い方

joints on curve(簡易版)インターフェイス

Zoo tools Pro 2.8.4での注意点!
Maya2024で「JOINTS ON CUVE」を試した所、不具合でカーブ状にjointが作成されませんでした。
よってこのツールに関してはMaya2023を使用しています。

「JOINT ON CURVE」を使用すると、カーブの上にカーブに沿ったjointを配置出来ます。

Mayaの標準機能にはこのようなものはないのでこちらもとても有用なツールです。

joint on curve使用part1
カーブを作成して

使い方は簡単です。

まず、カーブを作成して。

ボタンを押せば…。

joint on curve使用part2
カーブに沿ってjointが作成される

上の画像のようにカーブに沿ったjointが作成されます。

PLANE ORIENT(JOINTS AND HIVE)(簡易版)のインターフェイス

JOINTS ON CURVE(簡易版)
Nameジョイントチェーンの名前。
Reverse Dirカーブを反転する。(カーブを一時的に反転するので、historyがある場合は使用しないこと)
Countカーブに沿って作られるjointの数。
World UpWorld Up(Secondary)の軸。
Weight値が0.0だと均等に配置される。デフォルトは0.0。右にあるスライダーで調整できる。
Create Jointsjointを作成。カーブを選択してから、このボタンでjointを作成する。
ゴミ箱joint、またはカーブを選択して押すとjointを削除する。
カーブ作成ボタン3 CubicのCVカーブツール。これでカーブを作成する。

簡易版の設定だけでも十分に使えます。

PLANE ORIENT(JOINTS AND HIVE)(詳細版)のインターフェイス

PLANE ORIENT(JOINTS AND HIVE)(詳細版)
Nameジョイントチェーンの名前。
Paddingパディングする数字の桁。2なら_01_、02_…。4なら_0001_、_0002_…。
Countカーブに沿って作られるjointの数。
World UpWorld Up(Secondary)の軸。
Weight値が0.0だと均等に配置される。デフォルトは0.0。右にあるスライダーで調整できる。
Startjointの始まる位置。0がカーブの最初(Position As Fractionが有効な場合)。
Endjointの終了位置。1がカーブの最後(Position As Fractionが有効な場合)。
Reverse Dirカーブを反転する。(カーブを一時的に反転するので、historyがある場合は使用しないこと)
Add jnt Suffixサフィックスの追加。すべてのjointの名前に「〇〇_jnt」をつける。
Position As FractionStartとEndまでを0~1として扱う。
Create Jointsjointを作成。カーブを選択してから、このボタンでjointを作成する。
ゴミ箱joint、またはカーブを選択して押すとjointを削除する。
カーブ作成ボタン3 CubicのCVカーブツール。これでカーブを作成する。

joint名にパディングやサフィックスを入れたい場合はこちらの詳細版を使いましょう。

まとめ

Zoo Tools Proは有料ですが、様々な便利なツールが含まれています。

今回はjointに関するツール(「JOINT TOOL」と「PLANE ORIENT(JOINTS AND HIVE)」と「JOINTS ON CURVE」)を紹介しました。

中でもRiggingに関してのツールは非常に充実しているので、とても有用ものが多いです。

有料のツールですが、サブスクリプションの方法がユニークでアップデートしたい時だけ支払えばOKです(最初に40$+1ヶ月分の10$を支払う必要がありますが…)。

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