【Maya tools and scripts】Zoo tools Pro「NCloth Wrinkle Creator」の使い方

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キャラクターの衣服のシワを簡単につけられるツールがあります。

それがZoo tools Proの「NCloth Wrinkle Creator」です。

nClothをほとんど触ったことがない人でも簡単に使用できます。

Zoo tools Proの目玉ツールの1つです。

「NCloth Wrinkle Creator」のためだけにZoo tools Proを導入しても良いと考える人がいてもおかしくありません。

目次

「NCloth Wrinkle Creator」は簡単に使える

Zoo tools Proから「NCloth Wrinkle Creator」を起動して、シワを付けたいメッシュを選択します。そして「Create NCloth Wrinkles」というボタンを押すだけです。

もちろん、いろいろと設定しないと意図した通りのシワにはなりませんが、簡単に試すことができます。

デフォルト設定のままだとこんな大きなシワになってしまいます

さすがにデフォルトのままの設定だとこんな感じなので調整しなければなりません。

デフォルトでの設定は以下のようになっています。

パラメーターが少ないので調整も簡単

「NCLOTH WRINKLE CREATOR」のパラメーター(簡易版)
NCloth PresetAir Bag, Beach Ball, Burlap, Chain Mail, Chiffon, Concrete, Heavy Denim, Honey, Lava, Loose Thick Knit, Plastic Shell, Putty, Rubber Sheet, Silk, Soft Sheet Metal, Solid Rubber, Thick Leather, Tshirt, Water Ballon, Water Volume(2023年12月現在)。デフォルトは「TShirt」。
Simulation
SubD Divisionsメッシュの分割数。数値を上げる時間がかかります。デフォルトは「2」。
Start Frameシミュレーションを始めるフレーム。
Thickness厚さ(センチメートル単位)。
Substepsシミュレーションの品質。
Other
Thick Extrudeメッシュに厚みを付けて押し出します。
Blend Multiplier「0」がシワなし、「1」がシワあり。1以上の値にもできます。
Paint Blendshapeシワの強さをBlendshapeにペイントします。黒はシワを除去。白は隠れたシワを表示します。
Select Blendshapeシワの強さをペイントするBlendshapeを選択します。
Create/Recreate Cashキャッシュを作成、または再作成します。
Delete Cashキャッシュを削除します。
Create NCloth WrinkleNClothのスキンを作成します。
DeleteNClothのスキンを削除します。
Bakeモデリング用の機能です。シワのあるメッシュだけが残ります(その他のものは削除されます)。アニメーションが消えてしまうので注意してください(アニメーションをBakeする機能ではありません)。
このように設定項目は少ないです

「NCloth Preset」をデフォルトの「Tshirt」から「Silk」に変えました。

「Thickness(厚さ)」の値を「0.05」と薄くしました。

「Substeps」はMAXの40まで上げました。

「Blend Multiplier」はデフォルトの「1」から「0.5」に下げてシワを弱くしました。

これぐらいしか調整していませんが、下の動画のようになりました。

だいぶ良くなりました

上の動画と比べてかなりらしさが出たと思います。

これだけの調整でここまで出来るのは簡単でとても良いです。

もっと詳細に設定する

右上にあるオレンジ色の二重線をクリックするとより詳細に設定できます。

「NCLOTH WRINKLE CREATOR」のパラメーター(詳細版)
Initialize
SubD Divisionsメッシュの分割数。数値を上げる時間がかかります。デフォルトは「2」。
Start Frameシミュレーションを始めるフレーム。
NCloth Wrinkle Properties
NCloth PresetAir Bag, Beach Ball, Burlap, Chain Mail, Chiffon, Concrete, Heavy Denim, Honey, Lava, Loose Thick Knit, Plastic Shell, Putty, Rubber Sheet, Silk, Soft Sheet Metal, Solid Rubber, Thick Leather, Tshirt, Water Ballon, Water Volume(2023年12月現在)。デフォルトは「TShirt」。
Thickness厚さ(センチメートル単位)。
Mesh Attractメッシュの引き付け。1より小さい値だと跳ね返りが発生。メッシュの遅れが大きすぎる場合は1より大きくする。
Stretch Resist値を上げると伸びたときにシワをできにくくする。
Compression値を高くすると、メッシュを圧縮したときにシワが発生しにくくなります。
Shear Resist値を上げるとシアー(せん断)されたときにシワをできにくくする。
Bend Resist値を上げると曲げられたときにシワをできにくくする。
Bend Dropoffメッシュが曲げられているときのシワの具合を制限します。値をあげるとシワが少なくなります。
Nucleus Accuracy Properties
Substepsシミュレーションの品質。数値を上げる時間がかかるようになります。
Max Collisions最大衝突数。値を高くすると正確さが増す。self-intersections(自己衝突)やbuzzing effectsを軽減する。
Thick Extrude Setting
Thick Extrudeメッシュに厚みを付けて押し出します。
Extrude Weightメッシュを押し出すときのウェイト。
Blendshape Setting
Blend Multiplier「0」がシワなし、「1」がシワあり。1以上の値にもできます。
Paint Blendshape
Select Blendshapeシワの強さをペイントするBlendshapeを選択します。
Create/Recreate Cashキャッシュを作成、または再作成します。
Delete Cashキャッシュを削除します。
Create NCloth WrinkleNClothのスキンを作成します。
DeleteNClothのスキンを削除します。
Bakeモデリング用の機能です。シワのあるメッシュだけが残ります(その他のものは削除されます)。アニメーションが消えてしまうので注意してください(アニメーションをBakeする機能ではありません)。
詳細まで設定できるとはいってもそれほど多くはないです

BlendShapeを使って調整

公式のYoutube動画のようにBlendShapeで調整することもできます。

この記事のアイキャッチ画像の左脇の下あたりの皮膚が衣服から突き出ているので、そういった場合はこれで調整します。

まとめ

3DCGでクロスシミュレーションは複雑で面倒な作業だという先入観があった人(私のような人)は、Zoo tools Proの「NCloth Wrinkle Creator」は簡単に使えて、しかも効果的だということがわかったと思います。

「今回初めてちょっと試しただけ」でもこのくらいのことは簡単にできました。

「Wrinkle Creator」のためだけでも「Zoo tools Pro」を導入しても良いと言えるくらいの目玉機能の1つだと思います。

ただ1つ注意すべき点があります。

それはNo collisions, gravity or other dynamicsということです。

これは公式の動画に書いてあったことですが、コリジョンや重力、またその他ダイナミクス(タービュランス等)には対応していません。当然ながら「Wrinkle(しわ) Creator」という名前なのでシワをつくるものです。

衣服のシワを作るツールなのでこれで十分だとは思います。しかし、これでスカートを作りたいという人がもしかしたらいるかも知れないので書いておきますが、それはできません。あくまでシワを作るツールだということは肝に命じておいてください。

また、アニメーションの用途だけでなく、モデリングにもこのツールは使えます。上の公式動画を見ればわかりますが、クッションやソファのシワを作るのに利用できます。モデラーの方も重宝すると思うのでチェックしてみてください。

Zoo tools Proには他にも多くの機能があるため、これからもZoo tools Proの使い方や機能を紹介する記事を書いて行きます。

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