3DCGをはじめるために揃えなければならないものがあります。
その最たるものがPC(Windows PC)です。
そもそも3DCGを作るためにはPCがなければ何もはじまりません。
「3DCGのはじめかた」の記事で3DCGアプリケーションの選び方と最初期の学び方を、
そして、「3DCG用PCの選び方」の記事で3DCG用途にふさわしいスペックのPCの選び方を解説しました。
しかし、3DCG用途にふさわしいスペックのPCと言われても、そもそもPC(Windowsパソコン)に詳しくない人にとっては専門用語ばかりで何を言っているのかわかりません。
そこで、おせっかいながらMayaという3DCGソフトウェアで3DCGを20年以上やっている私が、これから3DCGをはじめる方へ向けて「これを買え!」と予算別(用途別)にズバリおすすめのPCをご紹介します。
まず、「私のイチオシのPCはこちらです。」
また、予算がもう少しあるかたには「影のイチオシ」をおすすめしています。
性能と価格のバランスが最もよく、コスパに優れています。
そうはいっても、予算の都合があるでしょう。
そこで、予算別におすすめのPCをピックアップしました。
また、目次を見て、自分に当てはまると思った見出しの記事を読んでください。
スマホ、タブレットは持っているけどWindows PCを持っていない人
3DCGをやるためにはWindows PC(デスクトップのもの)が必要です。
ノートPCでもできないことはないですが、性能面でもコスト面でもデスクトップPCのほうが優れています。
あとは、予算に応じて購入するデスクトップPCを決めます。
今のPCは昔のPCに比べて基本性能が高いので、安価なものでもちょっとしたモデリングやアニメーションは問題なく出来ます。
ただ、3DCGの仕事に就きたいといった具合に、本気で3DCGをやりたい場合にはある程度の性能を持ったPCをおすすめします。
PCは持っているけど、Microsoft Officeを使う古いノートPCしか持っていない人
PCがない場合は試すことすらできませんが、手元にPCがあるのは幸運です。
まず、どの程度古いPCなのかによりますが、まずはこちらからBlenderをインストールして動かしてみましょう。
「動かしてみましょう」と言われても一体何をしたら良いのかわからないと思います。
世界的に有名なBlenderのチュートリアルでドーナツを作ってみましょう。
3DCGが全くはじめての人にはちょっとハードルが高いですが、日本語の自動字幕をつけることができるので、なんとかくらいついて最後まで進めましょう。コツは自動字幕をあまり信用しないで操作画面をよく見ることです。
このYoutube動画の再生数を見てもらえばわかるように、回が進むごとに減っています。
そんな中、脱落することなくチュートリアルを最後までやり遂げたあなたは、3DCGの適性があります。
ちなみに、ブログでこのチュートリアルをすすめた手前、私も実際にやってみました。
私の動画を見ればわかるように、必ずしもすべてチュートリアルの動画通りに作らなくても良いです。
このドーナツチュートリアルがPCの性能不足で最後まで出来なかった場合は、3DCG用に新しいPCを購入しましょう。デスクトップPCはノートPCに比べて構成のでしかもお安くなっているので、3DCGには最適です。
Mac派なのでWindows PCは持っていない人
私はデスクトップのPCで3DCGをやっているので、デスクトップはWindows PCを使用しています。
しかし、ノートPCは「M1 Mac book air」を使用しています。
とにかくバッテリーの持ちが良くて最高です。
ただし、13インチの画面の小ささが私には不便なので、今度買い替えるときは15インチのMac book airにしようと思います。
そんな訳で私はMacユーザーでもあります。
しかし、ここで残念なお知らせをしなければなりません。
「Macは3DCG用途には、適していません。」
理由は「3DCG用PCの選び方」の記事にありますので、気になる方は読んでみてください。
しかし、諦めるのはまだ早いです。
apple siliconのM1、M2、M3。しかも、ProやMaxがついたプロセッサーを使用しているならばGPU性能が高いのでこれを使わないのはもったいないです。Blenderという3DCGソフトウェアならばapple siliconのMacにネイティブに対応しています。
よって、Macの人はBlenderで3DCGをはじめましょう。
注意点として、Mac(特にMacBook)を使っている人はトラックパッドを使用してマウスを持っていない人もいるでしょう。
ただし、3DCGの場合はホイール付きのマウスが必須なので必ず用意しましょう。
ホイール付きのマウスであれば安いものでも構いませんが、おすすめはこちらの「MX Master 3S for Mac」です。
実は私もこれを使用しています。マウスとしては値は張りますが、高級品でこれを買っておけば間違いありません。
また、キーボードに関しても3DCGをやるならばテンキーは必須だと考えてください。テンキーがなくても出来ないことはないですが、外付けのものを買っておくと良いです。
それでは、Blenderをはじめたならば、世界的に有名なドーナツチュートリアルをやってみましょう。
ちなみに、私がこのドーナツチュートリアルで作ったものをお見せしましょう。
私もBlenderをほぼ初めて触る状態でしたがこのようなものができました(私はMaya等ほかの3DCGアプリケーションの経験者ではありますが…)。
正直に言うと3DCGが初めての未経験者は苦労する部分が多いと思います。しかし、字幕(あまりあてにしてはいけません)と操作画面(こちらをしっかり見ましょう)をしっかり見ながらやれば大丈夫です。
最後に、残念ですがintelのCPUのMacを使用している人は、3DCGをやりたいならばWindows PCに買い替えることをおすすめします。しかし、なにがなんでもMacを使いたいというアップル信者の人はBlenderを使ってください。MacとBlenderの関係は良好なので、将来的に「Blender使うならMac」という時代が来るかもしれません。詳しくは以下の記事を御覧ください。
MacでもBlenderならば将来性があるのでOKですが、現状3DCGをやるならばWindowsPCのほうが断然有利です。
そういったわけで、Mac派のあなたにおすすめのWindowsPCをピックアップしました。
ゲーミングPCを持っている人
それなりのスペックのゲーミングPCを持っている人は、そのゲーミングPCで3DCGをはじめることができます。
一応「3DCG用PCの選び方」の記事で確認してください。
グラフィックカードがNVIDIA Geforce RTXシリーズであればほぼ問題ないです。
3DCG用途にはAMDのRadeon RXシリーズよりも、NVIDIA Geforce RTXシリーズのほうが適しています。
理由は「3DCG用PCの選び方」の記事に書いてあるので興味のある方は御覧ください。
仮に、今持っているゲーミングPCのグラフィックカードがAMDのものであったとしても使用できるので安心してください。
また、3DCG用途のPCはゲーミングPCに比べてメモリを多く使用します。
少なくとも32GB、出来れば64GB以上は欲しいです。増設できるようであれば増設してください。
しかし、最初のうちはそれほど巨大なデータを扱うこともないので16GBだったとしても大丈夫です。
「3DCGのはじめかた」を参考にして、今持っているゲーミングPCでさっそく3DCGをはじめましょう。
ゲーミングPCを持っているあなたが買い替えるのならば、高性能なものがお望みのはずです。
そこで、高スペックのものをピックアップしました。
パーツを交換するよりも新調したほうがトータルでコスパにすぐれる場合もあるため、チェックしてみてください。
ゲーミングPCを持っているあなたにおすすめ
- 予算30万円台の人
- 予算40万円台の人
- 予算50万円台の人
- 最高のものが欲しい人(予算を問わない人)
自作PCやBTOパソコンを持っていて、PCに詳しい人
すでにPCに詳しい人は、今読んでいるこの記事ではなく、「3DCG用PCの選び方」の記事を読んでください。
「3DCG用PCの選び方」の記事の中に3DCG用途にどのようなスペックが必要で、パーツのどの部分を重視すべきかが書いてあります。
と書いたものの、自作PCやBTOパソコンをお持ちの方は、おそらく今持っているPCですぐに3DCGをはじめられるはずです。
グラフィックカードはNVIDIA Geforce RTXシリーズのものが好ましいですが、AMDのRadeon RXシリーズでも大丈夫です。ただ、今後のために3DCG用途にはNVIDIA Geforce RTXのほうが断然有利だということは覚えておきましょう。
それから、メモリは一般用途やゲーミングPCよりも多く積むことが望ましいです。目安としては一般用途やゲーミングPCで32GBくらい欲しいとされている現状では、2倍の64GBくらいは欲しいところです。
また、レンダリングスピードを上げたい場合はCPUのコア数は多いほうが良いです。
PCに詳しい人ならば、intel CPUの場合はcore i7以上が好ましいです2024年現在、intelのCPUは不具合(劣化)問題は「0x12B」というマイクロコードを適用することで解決されたので、場合(相当値下げされた等)によってはintelのCPUを選んでも良いでしょう。
もしご自分のPCで足りない部分があれば、増設やパーツ交換等で各々対応してください。
しかしながら、これから3DCGをはじめるのに最初から最高性能である必要はありません。
まずは「3DCGのはじめかた」を読んで、今あるPCですぐに3DCGをはじめてみましょう。
PCに詳しいあなたには、どういったスペックのものが良いかがわかれば、アドバイスはいらないかもしれません。
しかし、自作するなり、パーツを購入するなりする場合のコストを比較するためにも以下のPCをチェックしてみてください。
PCに詳しいあなたにおすすめ
- 予算30万円台の人
- 予算40万円台の人
- 予算50万円台の人
- 最高のものが欲しい人(予算を問わない人)
予算10万円台のおすすめPC
3DCGをやるならば予算が10万円台というのは正直に言うとかなり厳しいのです。
しかし、PCを持っていない人やMicrosoft Officeを使用するだけの古いノートPCしか持っていない人にとっては、とにかく3DCGが出来るPCがないことには何もはじまりません。
私としても未来の3DCG仲間をこの段階で失うわけにはいきません。
マウスコンピューターは国内大手のBTOパソコンショップです。過去には乃木坂46、今は齋藤飛鳥がCMをしていることでもおなじみです。
マウスコンピューターはBTOパソコン(自分で構成を決めて注文するパソコン)メーカーとしては、カスタマイズの幅が狭いので、詳細にカスタマイズしたい人には物足りない部分があります。しかし、そのために初心者が選びやすく、コスパにも優れていているのでおすすめです。
そして、マウスコンピューターの最大のウリは「標準無償保証期間が3年」ということです。
大抵のBTOパソコンのメーカーでは標準で1年保証、オプションでお金を払えば、2年、または3年と保証期間を延長することができます。しかし、マウスコンピューターは「標準で3年保証」なので購入後の安心感が圧倒的です(初心者にかぎらずすべての人に恩恵がある!)。
PC初心者が見落としがちなところですが、ここで紹介したものはPC本体であり、モニターはついていません。よくわからない場合はモニターも一緒に買えるのでセットで購入しましょう(安いモニターでかまいません。発色の良いIPS方式のモニターがおすすすめです)。
ちなみに、キーボードとマウスも別売りとなっていますが、こちらはセットで購入しないで安いものを別途購入すれば良いでしょう(キーボードとマウスはどこでも売っているため)。
10万円台のPCの特徴
今では10万円以下で買えるPCも多くなりました。
初めてPCを購入する人や、たまにしかPCを使わない人には良い選択かもしれません。
しかし、これから3DCGを作ってみたいという人には、10万円以上のデスクトップ(デスクトップのほうが同じ値段でも性能が高いため)のPCからスタートすることをおすすめします。
欲を言えば20万円以上と言いたいところです。
しかし、まずは、3DCGを始める環境を手に入れて、実際にBlender等をインストールしてやってみることが一番重要なことです。
「はじめないことには何もはじまらない」ので、とにかく3DCGを始める環境を手にいれて、実際にやってみましょう。
ただし、10万円台の3DCG向けのPCを選ぶ際には十分な注意が必要です。
PCのスペックについてある程度の知識がないと、安いだけの3DCGには向かないPCを買わされてしまう場合があります。安価なPCほど「目利き力」が必要になります。
私がおすすめするPCのスペックからあまりはずれないものを選ぶようにしてください。
NEXTGEAR JG-A5G60(1周年記念モデル)
NEXTGEAR JG-A5G60(1周年記念モデル) | ||
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デフォルト構成 | おすすめ構成 | |
OS | Windows 11 Home 64bit | Windows 11 Pro 64bit |
CPU | AMD Ryzen 5 4500 プロセッサー ( 6コア / 12スレッド / 3.6GHz / ブースト時最大4.1GHz / L3キャッシュ8MB ) | AMD Ryzen 7 5700X プロセッサー ( 8コア / 16スレッド / 3.4GHz / ブースト時最大4.6GHz / L3キャッシュ32MB ) |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 4060 / 8GB ( DisplayPort×3 / HDMI×1 ) | NVIDIA GeForce RTX 4060 / 8GB ( DisplayPort×3 / HDMI×1 ) |
メモリ | 16GB メモリ [ 8GB×2 ( DDR4-3200 ) / デュアルチャネル ] | 32GB メモリ [ 16GB×2 ( DDR4-3200 ) / デュアルチャネル ] |
M.2 SSD | 1TB NVM Express SSD ( M.2 PCI Express 接続 ) | 1TB NVM Express SSD ( M.2 PCI Express 接続 ) |
電源 | 750W電源(80PLUS(R)BRONZE) | 750W電源(80PLUS(R)BRONZE) |
価格 | 139,900円(2024/11/7現在) | 181,700円(2024/11/7現在) |
さすがの1周年記念モデルです。Ryzen5 4500プロセッサー、GeForce 4060、16GB、1TB(M.2SSD)、Windows 11 Home 64ビットという標準構成が、139,900円(2024/11/7現在)で購入できてしまいます。
価格重視といっても、せめてメモリを32GBにして、154,200円(2024/11/7現在)にはカスタマイズしましょう。
できれば、Windows 11 Proにして、163,000円(2024/11/7現在)まではしておきたいところです。
さらに、CPUをアップグレードしたおすすめ構成にしても、20万円以下の181,700円(2024/11/7現在)で収まってしまいます。
安価に3DCGを始めるならまさに、これです。
1周年記念モデルなのでいつまで販売されているかわからないので、決断はお早めに!
また、パソコン下取りサービスを利用すると、1,100円OFFになるので、利用できる方は忘れずに。
保証よりも安さが1番という人へ
標準で3年保証のマウスコンピューターの製品をおすすめしています。しかし、どうしても10万円台でおさめたい場合は、「こちらの製品」を検討してみてください。
※標準で3年保証がついているということで、初心者の方には上で紹介したNEXTGEAR JG-A5G60(1周年記念モデル)のほうをおすすめします。
予算20万円台のおすすめPC
20万円台でも破格の1周年記念モデルが出ました。
10万円台で紹介したものと同様に、いつまで販売されるかわからないので決断はお早めに!
20万円台のPCの特徴
20万円台のPCを購入する予算を確保するのに時間がかかってしまう。その結果3DCGに対する情熱の炎が消えてしまう。といった場合以外は、20万円台のPCから3DCGをスタートすることをおすすめします。
10万円台でも3DCGを始めることはできますが、より3DCG向けの性能のCPUやGPUを選ぶことが出来るようになります。
また、20万円台のPCでも、「目利き力」が必要になります。
どの部分を重視して、どの部分を妥協するかの選択を間違えないようにしましょう。
NEXTGEAR JG-A7G7S(1周年記念モデル)
NEXTGEAR JG-A7G7S(1周年記念モデル) | ||
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デフォルト構成 | おすすめ構成 | |
OS | Windows 11 Home 64bit | Windows 11 Pro 64bit |
CPU | AMD Ryzen 7 5700X プロセッサー ( 8コア / 16スレッド / 3.4GHz / ブースト時最大4.6GHz / L3キャッシュ32MB ) | AMD Ryzen 7 5700X プロセッサー ( 8コア / 16スレッド / 3.4GHz / ブースト時最大4.6GHz / L3キャッシュ32MB ) |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 4070 SUPER / 12GB ( DisplayPort×3 / HDMI×1 ) | NVIDIA GeForce RTX 4070 SUPER / 12GB ( DisplayPort×3 / HDMI×1 ) |
メモリ | 16GB メモリ [ 8GB×2 ( DDR4-3200 ) / デュアルチャネル ] | 32GB メモリ [ 16GB×2 ( DDR4-3200 ) / デュアルチャネル ] |
M.2 SSD | 1TB (NVMe Gen4×4) | 1TB (NVMe Gen4×4) |
電源 | 750W 電源 ( 80PLUS(R) BRONZE ) | 750W 電源 ( 80PLUS(R) BRONZE ) |
価格 | 229,900円(2024/11/7現在) | 253,000円(2024/10/26現在) |
AMDのRyzen 7 5700Xプロセッサーで、NVIDIA GeForce RTX 4070 SUPERのモデルが229,900円(2024/11/7現在)です。
上で紹介した10万円台のPCよりもGPUがNVIDIA GeForce RTX 4070 SUPERとなり大幅にパワーアップしています。
最低でもメモリは32GBにアップグレードして、244,200円(2024/11/7現在)の構成にしましょう。
おすすめ構成では、Windows Proにした253,000円(2024/11/7現在)です。
こちらのPCも1周年記念モデルです。したがって、いつまで販売されるかわからないので決断はお早めに!
また、パソコン下取りサービスを利用すると、1,100円OFFになるので、利用できる方は忘れずに。
【私のおすすめ】予算30万円台のおすすめPC【私のおすすめ】
20万円台のPCで紹介したものよりもCPUもGPUもパワーアップされています。
AMD Ryzen 7 7800X3Dは、ゲーミング性能最強と言われる大人気のCPUです。
4070 Ti SUPERはメモリ容量、メモリインターフェイス幅が上位のRTX 4080と同等になり、しかも、RTX 4080よりも省電力化されています。2024年に新しくラインナップされたSUPERシリーズのグラフィックカードの中でコスパの面で最もおすすめです。
そのようなおすすめパーツ2つから構成されているのがこちらのPCです。
そうしたわけで、出来ることならば30万円台以上のPCから選びたいところです。
30万円台のPCの特徴
30万円台の3DCG向けのPCがコスパ(価格性能比)に最も優れていてお買い得です。
また、20万円台までは、コスト的にCPUに前世代のものを選ばなくてはなりませんでした(最新のエントリーグレードよりも、前世代のミドルグレードのほうが好ましいと判断したため)が、30万円台のPCでは、最新のものを選ぶことが出来ます。
30万円台のPCでも当然のことながら「目利き力」は必要です。が、基本的には最も人気なパーツの組み合わせになることが多いです。
3DCGをこれから始める人が買う場合も、もちろんおすすめですが、すでに3DCGをやっている人が買い替えるPCとして最もおすすめなグレードがこちらになります。
もっと高性能なものが欲しい場合は40万円以上のPCから選びましょう。
【イチ推し】NEXTGEAR JG-A7G7A
最新のAMD Ryzen 7 9700X プロセッサーを搭載したモデルです。
NEXTGEAR JG-A7G7A | ||
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デフォルト構成 | おすすめ構成 | |
OS | Windows 11 Home 64bit | Windows 11 Pro 64bit |
CPU | AMD Ryzen 7 7800X3D プロセッサー ( 8コア / 16スレッド / 4.2GHz / ブースト時最大5.0GHz / L3キャッシュ96MB ) | AMD Ryzen 7 7800X3D プロセッサー ( 8コア / 16スレッド / 4.2GHz / ブースト時最大5.0GHz / L3キャッシュ96MB ) |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 4070 Ti SUPER / 16GB ( DisplayPort×3 / HDMI×1 ) | NVIDIA GeForce RTX 4070 Ti SUPER / 16GB ( DisplayPort×3 / HDMI×1 ) |
メモリ | 16GB メモリ [ 8GB×2 ( DDR5-5200 ) / デュアルチャネル ] | 32GB メモリ [ 16GB×2 ( DDR5-5200 ) / デュアルチャネル ] |
M.2 SSD | 1TB (NVMe Gen4×4) | 1TB (NVMe Gen4×4) |
電源 | 750W電源(80PLUS(R)BRONZE) | 850W電源(80PLUS(R)GOLD) |
価格 | 329,800円(2024/11/7現在) | 363,900円(2024/11/7現在) |
最低でもメモリを32GBにして、344,100円(2024/11/7現在)からにしましょう。
WindowsはやはりProバージョンをおすすめするので、おすすめ構成は、363,900円(2024/11/7現在)となります。が、電源は必ずしもアップグレードしなければならないわけではないので、その場合は、352,900円(2024/11/7現在)です。
あとは、おすすめ構成にプラスするとすれば、SSDを2TBにしておけば安心です。
そうすると388,100円(2024/11/7現在)です。
また、パソコン下取りサービスを利用すると、1,100円OFFになるので、利用できる方は忘れずに。
予算40万円台のおすすめPC
「G-Tune DG-A7G8S」は「AMD Ryzen 9 7900X プロセッサー(12コア24スレッド)」を搭載し、CPUでのレンダリング性能(マルチコア性能)に優れています。
GPUは、RTX4080SUPERとなり、このクラスからハイエンドPCとなります。
また、こちらのモデルからはSSDが標準で2TB搭載されています。
40万円台のPCの特徴
40万円台の3DCG向けのPCは、より高性能なものが欲しい人におすすめです。
私が個人的に、「これぐらいのものが欲しいな」と思って構成を選んでいると、40万円台のPCになってしまいます。
基本的には30万円台のおすすめの構成のPCで問題はないと思います。
しかし、CPUもGPUも、「出来ることならもうちょっと…」となるとこの価格帯になります。
ある程度3DCGの経験があり、予算がゆるせば、このあたりのPCが欲しくなってしまいます。
DAIV FM-A7G8S
DAIV FM-A9G8S | ||
---|---|---|
デフォルト構成 | おすすめ構成 | |
OS | Windows 11 Home 64bit | Windows 11 Pro 64bit |
CPU | AMD Ryzen 9 7900X プロセッサー ( 12コア / 24スレッド / 4.7GHz / ブースト時最大5.6GHz / L3キャッシュ64MB ) | AMD Ryzen 9 7900X プロセッサー ( 12コア / 24スレッド / 4.7GHz / ブースト時最大5.6GHz / L3キャッシュ64MB ) |
グラフィックス | NVIDIA® GeForce RTX™ 4080 SUPER | NVIDIA® GeForce RTX™ 4080 SUPER |
メモリ | 32GB メモリ [ 16GB×2 ( DDR5-5600 ) / デュアルチャネル ] | 32GB メモリ [ 16GB×2 ( DDR5-5600 ) / デュアルチャネル ] |
M.2 SSD | 2TB (NVMe Gen4×4) | 2TB (NVMe Gen4×4) |
価格 | 469,800円(2024/11/7現在) | 478,600円(2024/11/7現在) |
予算があれば最もおすすめしたいのが、Ryzen 9 9700X プロセッサーとNVIDIA GeForce RTX 4080 SUPER / 16GBを搭載した「DAIV FM-A9G8S」です。
RTX 4080 SUPERからはハイエンドGPUです。3DCGにおいてもっとも重要であるGPUをハイエンドのものに出来るのが40万円台からのPCのメリットです。
目立たない点ですが、SSDの標準の容量もこちらのモデルからは2TBになるのは嬉しいところです。
PCにいろいろなものをインストールしたり、データもCドライブにおいている場合は、1TBだと容量的に厳しくなってきます。
おすすめの構成は、Windows 11 Proにしただけの478,600円(2024/11/7現在)です。
実は次に紹介する50万円台のおすすめPCも同じものです。
50万円台のものはメモリを64GBにしたものになります。
また、パソコン下取りサービスを利用すると、1,100円OFFになるので、利用できる方は忘れずに。
予算50万円台のおすすめPC【予算があればおすすめ】
40万円台のおすすめのPCで紹介したものと同じものですが、メモリを64GBまで搭載してより余裕を持った構成にしたものが50万円台のおすすめPCです。
50万円台以上のPCの特徴
50万円台以上になると、名実ともにハイエンドのPCとなります。
40万円台のPCと構成上あまりかわりませんが、メモリを64GBまで載せたいと思うとこの価格帯になってしまうことが多いです。
50万円台のPCは、次で紹介する最高のもの(60万円台以上)のものとの価格差でどちらが良いか慎重に選ぶ必要があります。
単純にコスパ(価格性能比)を考えると、思い切って60万円以上払って、「最高のもの」を購入したほうがお買い得になります。
よって、50万円台か60万円台以上にするかは、予算と価格差を考慮して慎重に判断してください。
※50万円以上のPCを検討している人は、一度、60万円以上のPCの価格差とコスパを比較してみましょう。
お買い得のセール品の有無などを判断材料の一つとしても良いでしょう。
DAIV FM-A9G8S
DAIV FM-A9G8S | ||
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デフォルト構成 | おすすめ構成 | |
OS | Windows 11 Home 64bit | Windows 11 Pro 64bit |
CPU | AMD Ryzen 7 9700X プロセッサー ( 8コア / 16スレッド / 3.8GHz / ブースト時最大5.5GHz / L3キャッシュ32MB ) | AMD Ryzen 7 9700X プロセッサー ( 8コア / 16スレッド / 3.8GHz / ブースト時最大5.5GHz / L3キャッシュ32MB ) |
グラフィックス | NVIDIA® GeForce RTX™ 4080 SUPER | NVIDIA® GeForce RTX™ 4080 SUPER |
メモリ | 32GB メモリ [ 16GB×2 ( DDR5-5600 ) / デュアルチャネル ] | 64GB メモリ [ 32GB×2 ( DDR5-5600 ) / デュアルチャネル ] |
M.2 SSD | 2TB (NVMe Gen4×4) | 2TB (NVMe Gen4×4) |
価格 | 469,800円(2024/11/7現在) | 513,800円(2024/11/7現在) |
ハイエンド環境ならばメモリ64GBは欲しいので50万超えになってしまいますが、おすすめの構成です。
これからの時代(特に3DCGをやる場合)は、64GBの構成が標準的になります。
また、パソコン下取りサービスを利用すると、1,100円OFFになるので、利用できる方は忘れずに。
予算があれば超おすすめです。まさに「影のイチ推しです」。
それが「DAIV FM-A9G8S」です。
予算は問わない、最高のものが欲しい人
最高スペックのPCを購入することのメリットは、長い間使えるということです。
安いPCを頻繁に買い替えるよりも(考えようによっては)コスパが良いかもしれません。
予算が許すならば、その時の最高のものを購入しておけば間違いありません。
予算は問わない、最高のPCの特徴
50万円以上のPCがハイエンドならが、こちらはウルトラハイエンドといったところでしょうか。
しかしながら、価格性能比(コスパ)を考えると、いっそのこと60万円以上のものを購入したほうがお得である。というのもまた事実です(より長く使えますし)。
こちらで紹介する3DCG用のPCを購入しておけば、性能のことで悩むことはなくなり、より長期間第一線で活躍してくれます(壊れない限り)。
よって、予算のことを考えなければ、こちらで紹介しているものを購入すておけば間違いはありません。
50万以上のPCは非常に高価なので最上級なものですが、あくまでも一般向けの最上級なものにすぎません。
実際には、もっと高価で、軽く100万円を超えるような構成(CPUやGPUが特殊なもの)もあります。
このような特殊なものは同じ3DCGでも、一部の特殊な分野でもないかぎり使いこなすのは難しいのでここでは紹介していません。
実は、50万円以上の一般向け最上級なPCは、コスパ(価格性能比)で考えると、非常にお買い得なグレードなのです。
50万円以上のPCを検討している人は、一度、60万円以上のPCの価格差とコスパを比較してみましょう。
DAIV FM-A9G90(生産終了)
DAIV FM-A9G90 | ||
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デフォルト構成 | おすすめ構成 | |
OS | Windows 11 Home 64bit | Windows 11 Pro 64bit |
CPU | AMD Ryzen 9 9950X プロセッサー ( 16コア / 32スレッド / 4.3GHz / ブースト時最大5.7GHz / L3キャッシュ64MB ) | AMD Ryzen 9 9950X プロセッサー ( 16コア / 32スレッド / 4.3GHz / ブースト時最大5.7GHz / L3キャッシュ64MB ) |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 4090 / 24GB ( DisplayPort×2 / HDMI×2 ) | NVIDIA GeForce RTX 4090 / 24GB ( DisplayPort×2 / HDMI×2 ) |
メモリ | 64GB メモリ [ 32GB×2 ( DDR5-5600 ) / デュアルチャネル ] | 64GB メモリ [ 32GB×2 ( DDR5-5600 ) / デュアルチャネル ] |
M.2 SSD | 2TB NVMe SSD ( M.2 PCIe Gen4 x4 接続 ) | 2TB NVMe SSD ( M.2 PCIe Gen4 x4 接続 ) |
価格 | 694,800円(2024/10/26現在) | 703,600円(2024/10/26現在) |
「AMD Ryzen™ 9 9950X プロセッサー」と「NVIDIA GeForce RTX 4090 / 24GB」という現状最強の組み合わせ(AMDのCPUバージョン)です。
RTX 4090は超高額グラフィックカードなので標準で3年保証がついているマウスコンピューターで買うメリットを十分に活かせます。
Windows 11 Proに変更するだけでほかはデフォルトのままで十分です。
おすすめの構成は、703,600円(2024/10/26現在)です。
メモリを128GBまで搭載したマックスモデルにすると、771,800円(2024/10/26現在)です。
ただし、AMDのCPUの場合は、メモリを4枚差すとメモリのパフォーマンスが落ちてしまうので、128GBまでメモリを搭載するならば次に紹介するintelのCPUのモデルをおすすめします。
また、パソコン下取りサービスを利用すると、1,100円OFFになるので、利用できる方は忘れずに。
DAIV FX-I9G90
次に紹介する最強モデルはintelのCore Ultra 9 285KとNVIDIA Geforce RTX 4090を搭載したものです。
intelの最新CPUであるArrow Lake-SのフラッグシップのCore Ultra 9 285Kのモデルが遂に登場しました。
こちらのintel最新CPUは、今までのCore iシリーズから名前が変わったことからもわかるように、新アーキテクチャを採用したモデルです。特にワットパフォーマンスに優れていて、少ない消費電力で多くのパワーを発揮します。
ちなみに、こちらはintelのCPUでも、13,14世代にあった不具合問題とは無縁の最新モデルなのでその点は安心してください。
DAIV FX-I9G90 | ||
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デフォルト構成 | おすすめ構成 | |
OS | Windows 11 Home 64bit | Windows 11 Pro 64bit |
CPU | インテル(R) Core(TM) Ultra 9 プロセッサー 285K (24コア / 8 P-cores / 16 E-cores / 24スレッド / 最大5.7GHz / 36MB) | インテル(R) Core(TM) Ultra 9 プロセッサー 285K (24コア / 8 P-cores / 16 E-cores / 24スレッド / 最大5.7GHz / 36MB) |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 4090 / 24GB ( DisplayPort×2 / HDMI×2 ) | NVIDIA GeForce RTX 4090 / 24GB ( DisplayPort×2 / HDMI×2 ) |
メモリ | 64GB メモリ [ 32GB×2 ( DDR5-5600 ) / デュアルチャネル ] | 128GB メモリ [ 32GB×4 ( DDR5-4400 ) / デュアルチャネル ] |
M.2 SSD | 2TB NVMe SSD ( M.2 PCIe Gen4 x4 接続 ) | 2TB NVMe SSD ( M.2 PCIe Gen4 x4 接続 ) |
価格 | 739,800円(2024/11/7現在) | 816,800円(2024/11/7現在) |
標準の構成にWindows Proに変更した、748,600円(2024/11/7現在)のモデルがおすすめです。
ここまできたらいっそのこと128GBまで積んでしまうのも良いでしょう。
その場合は、816,800円(2024/11/7現在)です。
まとめ
ご自身の状況によって、3DCG用にどういったPCを購入すべきかをアドバイスをさせていただきました。
結果的に、すべてマウスコンピューターのPCを紹介することになりました。
なぜならば、マウスコンピューターのPCは「標準無償保証期間が3年」で購入後の心配がないので、すべての人におすすめ出来るからです。特に、ハイエンドGPUのGeForce RTX 4090を使用した自作PCが壊れた場合は悲劇です…。
また、カスタマイズ項目が比較的に少ないために初心者が選びやすく、そのためにコスパのよいPCが選べるからです。また、まだPCを持っていない人やノートPCしか持っていない人はモニターも用意しなければなりません。その際にマウスコンピューターは、安価なモニターから高価なものまで選択肢が豊富だからです。そして、テレビCM等でおなじみであるということも初心者には安心材料になります。
そういった訳で今回はすべてマウスコンピューターのPCを紹介させていただきました。
すでにPCに詳しい方は「【2024年版】3DCG用PCの選び方【Maya, Blender, Unreal Engine】」の記事を読んで頂き、要点を抑えたPCを構成してください。
いろんなPCのスペックを見比べてあれこれ妄想するのは楽しいですが、実際に3DCGをやってみるまではまだ何も始まっていない状況です。
とにかく、3DCG用のPCを用意して、できるだけ早く3DCGをはじめてください。
でも、どのPCも高いものばかりだとお嘆きの方は「こちらの製品」をチェックしてみてください。
3DCGをはじめるためのPCがないことには、何もはじまりません。
まずは、スタートを切るための環境を整えることが最重要です。
PCが準備できて、具体的に3DCGをはじめる方法は「3DCGのはじめかた」の記事が役に立つはずです。
Maya(3DCG)を効率よく学ぶ具体的な方法については以下のロードマップを参考にしてください。
そして、実際に3DCGをはじめたならば、今度は3DCG仲間として、また私のサイトを訪れてください。
みなさんの役に立つ情報を発信してお待ちしております。
See You Again
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