UNDERTALE(アンダーテール(アンダーテイル))でプラチナトロフィーを獲得(トロコン)したのでレビューを書きます。
このゲームは非常に話題になりました。インディーゲームといえば、まずこのゲームの名前を真っ先に思い出すのではないでしょうか。Toby Fox(トビー・フォックス)という人がほぼ一人で作り上げたことでも有名です。
私はこのゲームに対する点数は星3つと低いですが、このゲームを多くの人に遊んで欲しいと思っています。特にゲームをよく遊び、ゲームに詳しい人にこそ遊んでほしいです。それなのになぜ星3つの評価なのかは後で説明します。
インディーゲームの希望の星
ほぼ一人で作り上げたゲームが世界中でここまで大ヒットするという例は他にないでしょう。ヒットしただけでなく世界中で賞も獲得してまさにインディーゲーム希望の星です。
グラフィックがファミコンゲームのようなこのゲームがこれほど大ヒットするとは誰が予想できたでしょうか。ファミコン時代の特にディスクシステム時代のしかもあまり名前が知られていない一流どころではないメーカー(どことは言いづらいですが(笑))のゲームのような雰囲気です。

ゲームシステムもいわゆるJRPGをベースにRPGツクールで作られたようなゲームです。独特のキャラクターはユーモアのあるセリフ(原文ではどうなっているのかは知りませんが、とても雰囲気が出ている訳だと思います)とともに好きになる人は好きになるような(文章にすると変ですが言わんとしていることは伝わると思います)デザインになっています。

また、必ずしも敵を倒さなくても良いというゲームシステムによってマルチエンディングのゲームとなっています。

あと戦闘でシューティング要素があります。シューティング要素といっても基本避けるだけですが‥。この要素も弾幕シューティングのような日本のゲームの影響が感じられます。プラチナゲームズのゲームでもNieR: Automataなどでかつてのシューティングゲーム(今のシューティングというとFPSやTPSのことになってしまいました‥)の要素を取り入れられています。このようにかつてのシューティングゲームへのオマージュのようなものは私個人としてはとても好感がもてます。シューティングゲームが大好きだったので‥。

取得するのに苦労したトロフィー
イヌじんじゃ レベル15

「おさい銭を350G入れる」というものぐらいでしょうか。
トロコンするのはとても簡単な部類に入ります。
すこしネタバレの部類になってしまうかもしれませんが、実はこのゲームをトロコンしたのは「ゲームクリア直前」です。この記事のアイキャッチ画像はその時のものです。

なぜ星3つなのか
このUNDERTALEは現代の肥大化して複雑化するコンピュータゲームのアンチテーゼとして大変意義あるものです。それをゲームを作る側だけでなく遊ぶ側もみんなが強く思ったのでこのゲームは世界中で大ヒットし評価もされました。
しかし、私にはUNDERTALEには現代のゲームに対するアンチテーゼ以外の意味を見出すことができませんでした。なぜならば、このUNDERTALEに似たようなゲームが出てきたとしても決して大ヒットもしないし評価もされないからです。UNDERTALEは二匹目のドジョウを許しませんでした。というよりも正確には二匹目のドジョウが存在するような市場を作ったゲームではありません。つまりUNDERTALEは突然変異的に生まれた特異なゲームで子孫を残すことなく、花火のように一発打ち上がってそれでおしまいです。
ゼビウスやスーパーマリオやストリートファイターⅡのようにUNDERTALEから進化して新しいゲームが生まれることはありません。
わたしとしては未来につながるゲームではないので星3つという評価にしました。
しかし、ゲームをよく遊ぶ人やゲームに詳しい人にはぜひともこのUNDERTALEを遊んで欲しいです。それはこのゲームの後に続くゲームはもう出ないのでこのゲームを遊ぶしかないからです。
そういうことなのでこのUNDERTALEを非常に高く評価している人の気持も理解しているつもりです。
ゲームに詳しいあなたがどのように評価するのか非常に興味があります。
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