実はAfter Effectsとの付き合いは長いです。
Mayaを初めて触ったのと同時期にAfter Effectsにも出会いました。
しかしながら、After Effectsについてはまともに学んでこなかったこともあり、未だに初心者です。
「このままAfter Effectsの永遠の初心者のままで良いのか?」
「せっかく長い付き合いであるにもかかわらず、After Effectsの能力を引き出せずにいてはもったいないのではないか?」
といった思いに駆られてAfter Effectsについて時間をとって学んでみることにしました。
このような思いはAfter Effectsだけでなく、Photoshopにも同じことがいえます。
「AIでPhotoshopすげぇ~」となっているなか、私のPhotoshopに対する知識とスキルもまた永遠の初心者状態です。
Photoshopの次は「動くPhotoshopと呼ばれるAfter Effects」にAIの波が押し寄せることは、永遠の初心者の私でさえ容易に想像できます(実際にはAIの波はAfter Effectsより先にIllustratorに来てしまったようですが、AEに訪れないはずがありません)。
そういったこともあって「このままではいけない!」と重い腰を上げて、Udemyで「初心者入門After Effects(アフターエフェクト)モーショングラフィックス基礎講座【14時間フル学習コース】」を受けることにしました。
どのような講座か?
「初心者入門After Effects(アフターエフェクト)モーショングラフィックス基礎講座【14時間フル学習コース】」After Effectsを基礎から学べる14時間もあるボリューミーな講座です。
Udemyでは「日本語のAfter Effectsの講座」は結構充実しています(結構どころかAEの講座は多くの方が参入されてきて群雄割拠の戦国時代と言っても良いでしょう)。
初心者向けのものに限っても選ぶのに迷ってしまうほどです。
そのなかで、この講座を選んだ理由は、
- 評価が高く、ベストセラー表示されている。
- チュートリアルで作成する動画のクオリティーが高い。
- 講師の他の講座にも興味深いものが多く、継続して学習をすすめられそう。
といったところです。
私は「After Effects【脱初心者】VFX入門-【6種】の3Dトラッキング」に興味があったので、まずはこれだけを受けようかと考えました。しかし、上に書いたように基礎から学びたいという思いがあってこの講座から受講することに決めました。3Dトラッキングの講座についてはいずれ受けたいと思っています。
この講座は初心者向けといいながら、3Dレイヤーやロトブラシ、そして、3Dトラッキングといったものも扱っています(なんと、私がやりたかった3Dトラッキングの入門編にもなっていました)。
というわけで、よくある初心者向けのただ単に機能の紹介をする内容ではありません。
クオリティーの高いチュートリアル動画制作におけるよく使う機能といったものを手を動かすことで体でおぼえることができます(よく使う機能なので何度もでてくるので反復練習になります)。
よって、この講座を受けるうえで最も大事なことは、実際にチュートリアル動画を自分の手でつくることです。
おすすめする人
この講座は以下のような人におすすめします。
- 基礎からしっかりとAfter Effectsを学びたいと思っている人
- After Effectsで仕事をしたいと考えている人
- 14時間というボリュームをしっかりこなして学びたい人
- おまけとして受講後にAEのテンプレートがもらえる
基礎から学ぶといってもかなり広い範囲のことが学べます。よって、全くの初心者はすぐには全部を理解することは難しいでしょう。しかし、After Effectsの可能性を感じることができるので、あきらめずに、わかるまでトライしましょう。
講師の方がおっしゃっているように、この講座では業務レベルの作例が用意されています。そこでプロの技(どのようにクオリティーをあげているのか等)を感じることができます。この点からも、全くの初心者には難しく感じるかもしれませんが、あきらめないでほしいです。
この講座の14時間というボリュームを視聴するだけでなく、自分で手を動かしてこなさなければなりません。つまり、トータル学習時間は14時間を軽く超えていくということを覚悟しなくてはいけません。あきらめずに、しっかりこなしましょう(チュートリアルでは同じような手順を何度もすることになります。実はそのことこそ、よく使うテクニックなので何度もやって体で覚える必要があるのです)。
受講後にAEのテンプレートがもらえるので、それを目当てに受講というのもありです。この講座の作例のクオリティーの高さを見てもらえればAEのテンプレートにどんなものがもらえるのか期待できると思います。
※2024年12月にリリースされたバージョン24.1では、3D関係が強化されたようです。
普段3DCGのMayaを使用している者からすると、従来のAEの3Dは非常に使いにくかったです。
そのあたりの新しくなった3D関連の使い方が解説されることを強く望んでいます(アップデートなり新講座なりを渇望しています)。
おすすめしない人
- 気になる機能をピンポイントで学びたい人
- 実際に手を動かさないで理解した気になってしまう人
この講師の方は初心者向けの講座だけでなく、機能にフォーカスした講座をいくつも出されています。特定の機能を集中して学びたい場合はそれらの講座の中から選ぶことをおすすめします。基礎が身についている方はそのほうが効率が良いです(基礎から復習するために受けてみるのは大いにありです。今まで見過ごしていた発見があるかもしれません)。
この講座は視聴するだけでは効果は半減どころか1/10くらいになってしまします。たしかに、やりかたはわかっても、スキルが身につかず自分のものとすることができません。やはり、自分で使えるようになってこそのスキルなので、面倒くさがらずに必ずチュートリアルをこなしましょう。
この「実際に手を動かしてみる」ことは、この講座に限らず何かを学ぶ上では最も効果的な学習方法なので面倒くさがらずに手を動かしてみてください。
まとめ
- 14.5時間という膨大なボリュームを手を動かしながら学ぶと学習者の知識だけでなく経験値も上がる
- 初心者向けといっても3Dレイヤーやロトブラシなども扱っている
- 作例のクオリティーが高い
- おまけにAEのテンプレートがもらえる
- 時間がない人にはもうすこしコンパクトで要点だけ学べるとありがたい(そういう人には他にピンポイントに内容を絞った講座があります)
14時間というボリュームをしっかりこなせれば身になります。
私は、この講座の次は「【続】〜初心者入門 After Effects(アフターエフェクト)モーショングラフィックス基礎講座【8時間コース】」を受けたいと思っています。
こんどは8時間なので14時間を乗り切った私ならばたいしたことないでしょう(笑)。次の講座の作例のほうがよりクオリティーが上がっている感じで今から楽しみです。
ちなみにAfter Effectsを使うためにはAdobe Creative Cloudをサブスク契約しなければなりません。
そこで安くサブスク契約する方法を過去の記事に書いたのでぜひ参考にしていただきたいです。
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