Udemyには、様々なジャンルの講座があります。
その中で私が受講して最も良かったと思えるジャンルが、この「デザイン」についてです。
当然のことながら「デザイン」を学んだからといって、すばらしいデザインが簡単に出来るものではありません。
しかし、「デザイン」を学ぶことによって、拙いデザイン(やってはいけないデザイン)にしてしまい、すべてを台無しにしてしまうことを避けることは出来ます(受講した後に気づいたことですが、個人経営の飲食店の張り紙などで、典型的な失敗例のいくつかを思い出します)。
「デザイン」という多くの人が抽象的に感じることしか出来なかったものが、「デザイン」を学ぶことによって、理論的に理解することが出来るようになります。
そして、何よりも「デザイン」の面白さが分かるようになります。
そこでおすすめするのが、「【グラフィックデザインの教科書】デザインの基本と知識を学ぶ、デザイナー1年生のための初心者講座」です。
Udemy「デザイン講座の三部作」
Udemyでは、講師の高橋秀幸氏による4つの講座があります(2024年7月現在)。
そのうちの3つが「デザイン」を学べる講座となっています。
その中で今回紹介するのがこちらの「【グラフィックデザインの教科書】デザインの基本と知識を学ぶ、デザイナー1年生のための初心者講座」です。
他の2つの講座に関してもとても良い講座なので、興味があれば、ぜひとも受講してみてください。
また、その他の1つの講座は、InDesignの講座で「【仕事で使えるInDesign】初心者が「仕事で通用する人材」になる〜業界の専門知識も学べる、インデザイン講座」というものです。私は、InDesignを使うことがないので受講していませんが、デザイン三部作の講座どれもがとても良かったので、InDesignを使用する方は受講されても良いかもしれません。
デザインについて概要的に学ぶなら、この講座
Udemyの「デザイン講座の三部作」は、内容的にオーバーラップする部分(復習になります)もありますが、3つとも受講する価値のある講座です。他の2つの講座にはない独自の項目としては、「配色」のセクションがあります。
デザインと色については言うまでもなく、非常に重要な項目です。この「色」についての項目があるというだけでも受講する意義は十分にあります。ただし、色については、基本的にCMYKでの色の話になります。印刷物ではなく、デジタル上でコンテンツを作っている人にとっては、RGBでやってほしいところですが、具体的に色を作る話などはとても参考になります。
したがって、「デザイン講座三部作」の中でどれか1つだけ受講するならば、「【グラフィックデザインの教科書】デザインの基本と知識を学ぶ、デザイナー1年生のための初心者講座」をおすすめします。
なぜならば、この講座が、最も体系的にまとまっている講座だからです。
したがって、3つすべての受講する場合でも、「【グラフィックデザインの教科書】デザインの基本と知識を学ぶ、デザイナー1年生のための初心者講座」から受講することをおすすめします。
他の2つの講座については、「【グラフィックデザインの教科書】デザインの基本と知識を学ぶ、デザイナー1年生のための初心者講座」を受講してみて、「デザイン」というものに興味が湧いたら受講を検討すれば良いでしょう。
確かに3つすべてを受講するのは、大変ですが、出来ることならば3つすべてを受講してほしいです。
制作の準備
私が特に良かったと思えるセクションが、2番目の最初のセクションである「制作の準備」についてです。
いきなり作ってしまいがちですが、何かものを作る際にはしっかりと準備をする必要があります。
このような手順を踏んで、完成に至るわけですが、各ステップについて解説されています。
何も考えずに、なんとなく作りはじめてしまうと、運が良ければ「なんとなくうまく行った」。
逆ならば「なんかしっくりこない」という「運まかせのギャンブル」を続けているに過ぎません。
「デザイン」を学ぶことによって、失敗を回避する確率がかなり上がります。
「良いデザイン」を作ることは容易ではありませんが、「やってはいけないことをやらない」だけで、失敗の原因の大部分を避けることが出来ます。これは、「デザイン」を学べば誰でも出来ることです。
このことだけのためにも「デザイン」を学ぶ価値は大いにあります。
まとめ
- デザインを体系的に学べる。
- デザイン三部作の他の2つの講座にはない、配色についてのセクションがある。
- illustratorやInDesignの設定に使われている専門用語の解説がある。
- 基本的には、印刷物のデザインを学ぶ講座なので、デジタル上でのデザインを学びたい人には必要のないこともある。
- 4時間の講座なので、デザイン三部作の他の講座にくらべて長い
この講座を受講すれば「デザイン」についての概要が学べます。
さらに、「デザイン」について具体的にどのように制作物に活かすのかを知りたい場合は「【デザイン理論】「センスや感覚に頼らない」グラフィックデザインの基礎知識と基本ルール」がおすすめです。
また、タイポグラフィーやフォントについてもっと学びたくなったら「【タイポグラフィの基本】文字で伝える技術を学ぶ「フォントの教科書」デザインの基礎知識」を受講しましょう。
デザイン三部作の他の講座にないものとして「配色」のセクションがあります。基本的に印刷物のデザインの講座なので、CMYKによる「配色」の話になりますが、具体的な色の作り方など、とても勉強になる内容です。
そして、Adobeの「Illustrator」や「InDesign」の設定の項目にある、アナログ印刷の頃からある専門用語の説明があります。この専門用語を知らないと何をどう設定するのかがわかりませんし、また、おすすめの設定も示されています。
この講座は、基本的には印刷物のデザインの講座なので、デジタル上でのデザインを学びたい人にとっては、学ばなくても良い情報も確かにあります。しかし、上で紹介した「Illustrator」や「InDesign」のようにアナログの印刷の頃からある専門用語を知らないといけない事柄もあります。
良くも悪くも4時間という講座の時間なので、さくっと学びたい人にはちょっと長いかもしれません。しかし、じっくり学びたい人にとっては4時間という時間は決して長過ぎることはありません。ちなみに、手を動かして学ぶハンズオン形式の講座の場合は10時間オーバーの講座も沢山あります。そうした意味では、決して長くはありませんが、座学としては長めなので、一気に学ばずに日をわけて学ぶことをおすすめします。
最後に、「SNS」「Youtube」「ブログ」などで情報発信をされている方は、ぜひ一度「デザイン」を学んでみてください。
内容は良い(自信がある)のに、思ったような結果が得られていない人は「デザイン」で損をしているのかもしれません。
デザインを学んだからと言って「すばらしいデザイン」がすぐに出来るわけではありません。
しかし、デザインを学ぶことによって「やってはいけないデザイン」をやらないことは、すぐにでも可能です。
無意識のうちに「『やってはいけないデザイン』をやってしまっているのではないか…」という不安を抱えていないでしょうか。
そういったかたにはぜひ、「【グラフィックデザインの教科書】デザインの基本と知識を学ぶ、デザイナー1年生のための初心者講座」を受講してみることを強くおすすめします。
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