NieR Automata プラチナトロフィーレビュー

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ニーアeyeCatch

「NieR:Automata Game of the YoRHa Edition」のトロフィーをコンプリートしたのでレビューを書きます。

私はニーアシリーズは未プレイでこのオートマタが初めてになります。発売前からそこそこ話題になっていたので気にはなっていましたが、ニンテンドースイッチとゼルダの伝説BoW、そして以前プラチナトロフィーレビューにも書いたHorizon Zero Dawn(プラチナトロフィーレビューへのリンク)の発売日と近いこともあり当時は静観していました。しかし、後にファイナルファンタジーXIV漆黒のヴィランズとコラボすることが発表されたことをきっかけにてプレイし、結果トロコンするまで遊ぶことになりました。

また、ヨコオタロウ氏のゲームを今まで遊んだことはありませんし、プラチナゲームズのアクションゲームもあまり遊んだことはありません(過去にメタルギアライジングを購入して遊びましたが私が望んでいたメタルギアではなかったために1面をクリアしただけで積みゲーになってしまいました)。というわけで何も予備知識がないまっさらな状態でプレイしました。

目次

取るのに苦労したトロフィー

このゲームの場合はゲーム内のお金でトロフィーを買うことができるのでお金さえ貯めればだれでもトロフィーを獲得できます。しかし、私はすべてトロフィー取得条件を満たして取りました。まともにトロコンを狙ってもそれほど難しいものではありませんでした。

無機なる刃と最強支援兵器たち

無機なる刃

この2つのトロフィーは武器やともに戦うポッドを最高まで強化することで獲得できます。この強化をするためのアイテムで入手しづらいものがあるのでその点は少し苦労しました。

最強支援兵器達

超越者

このトロフィーはすべてのエンディングを見ると獲得できます。すべてのエンディングを見るためには3週しなければならないこともありますが、A~Zまであるので数が多くて大変ですが面白いものも含まれているので楽しんで回収することが出来ました。

エミール関連

悪い子にはお仕置きが必要ですね

エミールというキャラがいるのですが、そのキャラとのサイドストーリーを進めることで獲得できるトロフィー群が結構大変です。「悪い子にはお仕置きが必要ですね」というトロフィーはそのエミールとのエピソードをコンプリートしないといけません。様々な条件を満たしながらすすめていかなければならないので攻略サイトを見ながら進めることになりますが、とりあえず1周目は何も見ないで普通に遊ぶことをおすすめします。トロフィーのためにゲームをやるのではなく面白いゲームだからトロフィーを狙ってみようという流れが自然です。

シューティング要素

Eエンディングで弾幕シューティングまがいのものをクリアしなければならないのですが、それが難しいです。しかし、何度か失敗すると助けを求めることが出来るようになります。助けを受けてプレイすれば難しくはないです。

非常に日本のゲームらしいゲーム

このゲームを遊んで一番最初に思ったのがこの「非常に日本のゲームらしいゲーム」だということです。

キャラの魅力。特に主人公の2B

吉田明彦氏デザインの主人公の2B。このゲームの魅力の7割はこのキャラによるものだと思います。このゲームはこのキャラが主人公でなければここまでヒットはしなかったと断言できます。そういう意味ではこのゲームは明らかにキャラゲーですが、ゲーム部分もしっかりと出来ているために神ゲーとも言われています。

プラチナゲームズのブログに2Bのキャラ制作の様子が書かれています。Zbrushでの動画も掲載されているこちらと吉田明彦氏のデザイン画ラフが掲載されているこちらの両方は必見です。

このように非常に魅力的なキャラクターデザインは日本のゲームの最たるものだといえるでしょう。

2Bのアニメーション

以下のYoutubeで2Bの全アクションが確認できます。特にコンボは動きが速すぎてゲームプレイ中はどのような動きかよくわからなかった部分も多かったですが、このように細かくゆっくりと解説されているものを見ると改めてとてもクオリティの高いものだと再認識させられます。

2Bのアニメーションはプラチナゲームズらしい小気味よいアクションに仕上がっています。特に走りのアニメーションが素晴らしいです。ただでさえ難しい歩きと走りですが、取り回しの難しい長い足をとても上手に扱っています。

小気味よいとは何かというとボタンを押してそれに対するレスポンスと反応の素早さのことです。格闘ゲームに通じる反応の良さです。素早いということはスピードも速いわけなので何をやっているのかすべてのアクションを把握するのが難しくなります。スピードが速くなるとアニメーションを魅せることが困難になるので感じさせる工夫が必要です。そこはエフェクトでアクションの軌跡を表示したりすることで補う(ガイルのサマーソルトキック等)ことが可能です。アニメーションにおけるスミアフレームのように作用します。このよういアニメーションにおける補間をすることがゲームにおけるエフェクトの重要な役割の一つです。

逆にアニメーション自体が速くないゲーム(たとえばモンハン)の場合は予め攻撃対象がこのあたりに来るであろう想定をしておいて、そこにアクションを置きに行く必要がありゲーム性に大きな違いが生まれます。私はどちらかというとこちらのゲーム性のほうが好みで、このニーアオートマタやデビルメイクライシリーズやベヨネッタシリーズのようなスタイリッシュアクション系のアクションゲームはあまりプレイしないのですがこのニーアオートマタは楽しめました。

オープンワールドではないループ前提のゲーム作りでコストを削減

オープンワールドは技術的にもハードルが高いものですが、同時に物量的に日本のゲーム会社で手掛けるにはとても難しいものがあります。ゲームを一周クリアしただけではまだ多くの謎が残されており周回プレイしたくなるゲームデザインになっています。しかもトロコンするには3週必要ですが、1周目と2周目、また3周目も異なった視点から描かれており昔のシューティングゲームやアクションゲームのようにただ難易度が上がるだけではない工夫が凝らしてあります。

多数の遊び要素

多数のエンディングが用意されていますが、Detroit:Become Humanのようにすべて計算され尽くしたエンディングではなくギャグや小ネタを仕込んであるエンディングになっています。トロフィー条件も2Bのスカートの中を10回覗くなど遊び要素満載になっています。

哲学者、思想家のキャラクター名

このゲームではサルトル、ボーヴォワール、マルクス、エンゲルス等の哲学者、思想家の名前からとったキャラ名が多く使われています。エミールというキャラがいますがこれもジャン・ジャック・ルソーの『エミール』からとったものだと思われます。『エミール』は上中下巻からなる大作です。『エミール』は教育について書かれた書物です。エミールという少年を学校に通わせることなく育てソフィーという少女と結婚させるまでの話だったと記憶しています。現代においておすすめの教育方法とは言えませんが一読の価値はある名著です。デスストランディングの時のようにゲームから現実世界へ興味が広がるならばすばらしい出会いになると思うので興味のあるかたは是非読んでいただきたいです。エミールだけでなく、哲学者、思想家由来のキャラがどのような人だったのかを調べるだけでも世界が広がるはずです。


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こんな人におすすめ

NieR:Automata Game of the YoRHa Edition
総合評価
( 4 )
メリット
  • 2Bのキャラが魅力的
  • 周回するごとにあらたな発見がある
  • 独特な音楽が最高
デメリット
  • 悲しい物語が嫌いなひとには辛い
  • 周回しないと物語の深みがわからない

では「NieR:Automata Game of the YoRHa Edition」はどのような人におすすめなのでしょうか。

  • とにかく2Bのキャラが気に入った人
  • アクションゲーム好き(特にスタイリッシュアクション系)
  • 悲しげなストーリーが好きな人
  • アニメ好きな人(アニメっぽい世界観)
  • 独特な音楽が気に入った人(記事では触れませんでしたが音楽が独特でとても素敵です)

これらのどれか1つでも当てはまる人には間違いないと思います。世間で神ゲーといわれるだけのことはあります。

ニーアeyeCatch

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