2023年は大豊作で、ゲーム好きにとっては嬉しい1年となりました。
本家GOTYは「ゼルダの伝説ティアーズオブザキングダム」で決まりだろうと思われていましたが、「バルダーズ・ゲート3」という日本人には馴染みのないゲームが獲得しました。
今、まさにそのバルダーズ・ゲート3をプレイしているのですが、このゲームをこのmyGOTYに含めるかどうかとても悩みました。本家GOTY獲得という実力は本物で確かに面白いのですが、D&Dという日本人に馴染みのない世界とゲームシステムもまだ理解できていない段階で苦労している最中です。しかし、このゲームのすごいところはいろいろと面倒くさいところをYoutube等で勉強してでも遊びたいと思わせる奥の深さです。これはまさにCRPG(compute role playing game)を新たな段階に引き上げた歴史に残るゲームです。
とあるYoutuberが「「Fallout 3」を初めてやった時の衝撃に近いものを感じた」という意味のことを言っていました。私も全く同感です。
大豊作な2023年
ここで断って置かなければならないことがあります。
私は2023年の話題作をすべてプレイできたわけではないということです。
ボリュームが膨大なものも数多いため、ゲームは時間的拘束が強いため、「何を遊ぶか?」ではなく「何を遊ばないか?」が重要になってきました。
遊べなかった話題作
ここで、個人的にタイミングが悪かったりで遊ぶことが出来なかった話題作をいくつか紹介します。
「バイオハザード RE:4」「ARMORED CORE VI」「ストリートファイター6」「Starfield」「スーパーマリオブラザーズワンダー」等です。パッと思いついただけでもこれだけあります。
2023年に発売されていなければ、このメンバーだけでMyGOTYのランキングが作れそうな感じです。
Final Fantasy XVIでプラチナトロフィーGETまでプレイしなければ、その中のひとつくらいはプレイできたかもしれませんが仕方ありません。
第1位 ピクミン4
1位はピクミン4です。
10年ぶりのナンバリングの新作ということもあってハードルが上がっている中での発売でしたが見事に期待に応えてくれました。新要素のオッチンや氷ピクミンがきちんと機能してピクミン4という新しい傑作が産まれました。
ピクミンのすごいところは、「未だに他に似たようなゲームがない」ことです。
任天堂のゲームは他社が真似できない領域に入ったものがいくつもありますが、ピクミンはその最たるものです。
かわいいキャラクターから子供向けと思われがちですが、非常に完成度の高い独創的なゲームです。ビジュアルだけの判断で今まで遊んでいなかった人にはぜひ遊んでみてください。他では味わえないゲーム体験がそこにあります。
第2位 ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム
ティアキンが1位でも全く問題ないのですが、こちらは5年ぶりということで2位ということにさせていただきました。
このゲームは言うまでもなく現代のゲームの金字塔です。
なので、ボリュームが多すぎることによる弊害について述べます。
ブレスオブザワイルドもティアキンもとにかくボリュームが凄いです。しかし、これからのゲームのことを考える大きな問題がありあます。ひとつのゲームがあまりにもボリュームが多すぎると他のゲームを遊ぶ必要性がなくなってしうからです。
おそらく、2023年はティアキンだけを遊んで満足してしまった人が多いのではないでしょうか。
大豊作と言われる2023年をティアキンだけしか遊んでいないのは非常にもったいないです(贅沢といえば贅沢ですが…)。また、ゲーム業界からの視点からは、ひとつのゲームがプレイヤーの時間を奪いすぎると他のゲームをやる時間がなくて、結果的にゲームが売れなくなってしまいます。これではゲーム業界が発展するどころか長い目で見ると衰退してしまうのではないかと心配になります。
というわけで、これからは適切なボリュームのゲームが増えることを願っています。そうすれば、ゲーム業界も多くのゲームを遊びたいと考えているプレイヤー側も幸せになれます。
第3位 Marvel’s Spider-Man 2
3位はスパイダーマン2です。
プラチナトロフィー獲得までプレイしたお気に入りのゲームです。
すべての面で高レベルな平均点の高い90点(いや、95点)のゲームです。
しかしながら、本家GOTYではノミネートはされましたが結局受賞できませんでした。
本家GOTYを獲得するには平均点よりも、いびつでもなにか尖ったものがあったほうが評価されるということがわかります。バルダーズ・ゲート3の対局に位置するゲームと言っても良いでしょう。
スパイダーマン2もこのゲームでしか体験できないウェブスウィングというものがありますが、続編ということでそこだけでは評価されなくなってしまいました。二人の主人公を切り替えて戦うシステムもよくできています。なにより私が評価したいのはこのゲームの適切なボリュームです。この程度のボリュームだったらもっと多くのゲームが遊べるのでこのあたりは今後いろいろなところが見習うべきです。
しかし、このゲームが無冠に終わったことは
第4位 Final Fantasy XVI
4位はFinalFantasy XVIです。
こちらもプラチナトロフィー獲得まで遊んだお気に入りのゲームです。
アクションゲームとして新たな境地を切り開いたファイナルファンタジーです。
こちらは結果的にバルダーズ・ゲート3とは対極をなすものとなりました。ある意味古臭いバルダーズ・ゲート3が本家GOTYを獲得したことはファイナルファンタジーにとっては皮肉な話です。
このゲームではプラチナトロフィーを獲得しました。
これからのファイナルファンタジーはアドベンチャーゲームにすればいいのではないかという話も書いている以下の記事を御覧ください。
特別賞 バルダーズ・ゲート3
特別賞などというものは今まではなかったのですが、「Fallout 3」以来の衝撃に敬意を評しての結果です。
本当はランキングに入れたかったのですが、少なくともクリアしていない(それどころかゲームシステムもまだ完全には理解できていません)今の段階で比べることは出来ないということでこの順位となりました。
このゲームについてはとにかくゲームが好きな人、CCRPGが好きな人は絶対に遊んでみてください。CRPGで新たな扉を開いたその先に何が見えるのか…。ぜひ自分の目で覗いてみてください。
とはいっても、このゲームはちょっと古臭い感じがあります。アクション要素がなく、現代のゲームっぽさがないです。こういった古臭い感じのゲームでも本家GOTYが穫れてしまうというところも驚きです。
本来ならば日本で、スクエニがファイナルファンタジーの世界でこのようなゲームを作れていたら…と思ってしまいます。しかし、CRPGの新たな未来が垣間見えたので、日本勢の逆襲に期待しましょう。
まとめ
1位~3位までは、好みの問題でどれが1位でもおかしくないです。
特別賞のバルダーズ・ゲート3が1位でも問題ないでしょう。
最終的には私の好みでこの順位になりました。
決して4位のFF16が上位の3作品と比べてそれほど差があったわけではありません。FF16の場合は上位3作品と比べて気になる点が少しあったというくらいです(FFというだけで色々と言いたくなるんですよね…)。
2023年のmyGOTYで紹介したゲームは大豊作の年にふさわしくすべて遊んで損のないゲームです。
気になっていたけれどまだ遊んでいないものがあったらぜひ遊んでみてください。
2023年までのレベルは期待できませんが2024年も素晴らしいゲームに出会えることを願っています。
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