2021年は年末になっても、いまだに「PS5」と「Xbox Series X」を自由に買うことができない状況です。コロナの影響での半導体不足やゲーム開発の遅れもあって、「ハード」と「ソフト」ともに供給不足で次世代機の時代にはなっていません。私が待ち望んでいた次世代機の時代は2022年以降へと持ち越しになってしまいました。
しかしながら、そんな2021年でもいくつもの素晴らしいゲームと出会うことができました。
その中から私なりのGame of the Year(GOTY2021)を今回も決めます。
第1位 FINAL FANTASY XIV 暁月のフィナーレ
私はPS3版の「新生ファイナルファンタジーXIV」(2013年8月27日発売)のアーリーアクセスからプレイしています。
そのゲームの拡張ディスクであるゲームを1位にするのはどうかと2019年のGOTYの記事では「ファイナルファンタジーXIV:漆黒のヴィランズ」を2位にしたのですが、今回は迷うことなく堂々の1位にしました。
それはこの暁月のフィナーレ(ENDWALKER)で、新生(本当は旧14からなのでしょうが、旧14は知らなかったので)からの物語が終焉(フィナーレ)を迎えると同時にあらたな物語のスタートとなるFF14の集大成であるからです。これだけ長い間1つのゲームをプレイし続けることとは、私にとってかつてないことであり、2013年からの物語が一つの結末を迎えるということはとても感慨深いものでした。
世界No.1のMMORPG
海外の統計サイト「MMO Populations」で「FF14」が「World of Warcraft」を抜いて世界1位になったということが話題になりました。
ついに日本のゲームが、しかも「Final Fantasy」が名実ともに世界No.1のMMORPGになったというのは嬉しい出来事です。私はMMORPGデビューが「Final Fantasy XI」で、次に「DRAGON QUEST X」をプレイしていたので、スクエニのMMORPGをずっと遊んできた者としての感慨もひとしおです。
そして、本家GOTYでも「Best Ongoing Game」と「Best Community Support」を獲得しました。
人が多すぎてログインに1時間待ち
暁月のフィナーレのアーリーアクセス(2021年12月3日)から一週間程はピークタイム(午後6時から11時くらい)にログインする場合に1時間程待たされました。しかもログイン人数が多すぎてアーリーアクセス当初はサーバーが落ちるといった事態にも見舞われました。
そういったアーリーアクセス時のとてつもない人気と大混乱でしたが、そこからのFF14側の対応がとても素早いものでした。そのおかげでアーリーアクセスから一週間を過ぎたあたりから数分待つだけでログインできる状況に落ち着いています(私のサーバーでは)。
このあたりの対応はさすがで、 「Best Ongoing Game」と「Best Community Support」 の受賞が伊達ではないことを証明しています。
FF14は開発チームが素晴らしいゲームを作ったことはもちろんですが、コミュニティーサポートがとてもすばらしく、他の多くのネットゲームが学ぶべきことが沢山あるはずです。ゲーム運営に関わる人はぜひいろいろ研究してみてください。
第2位 METROID DREAD
2位と3位の差は正直いってほとんどないのですが、発売前はそれほど期待していなかったぶん「METROID DREAD」を2位にしました。
「METROID DREAD」についてはゲームレビューで書いているので詳しくはそちらも読んでいただけるとありがたいです。
「METROID DREAD」については、しばらくこういったタイプのゲームを遊んでいなかったこともあり、懐かしくも新鮮に楽しめたことが大きかったです。3位のゲームは両方とも私の大好きなゲームのシリーズなので悪く言えばマンネリ感がなくもありません。そして、メトロイドというゲームのオリジナリティーと任天堂のゲームづくりにおける細部までのゲームバランスの調整能力の凄さを改めて再認識させてくれました。
ちなみに本家GOTYでは「Best Action/Adventure Game」を受賞しました。
第3位 MONSTER HUNTER RISE
多彩な武器と多彩なアクション、そして、それらで多彩なモンスターに挑むモンスターハンターはやはり楽しいです。Playstationプラットフォームとは違う方向性のNintendoプラットフォームのモンハンです。私は今までのシリーズではPlaystationプラットフォームのモンハンのほうが好きでだったのでNintendoプラットフォームのモンハンはあまり遊びませんでした。しかし、今作ではプレイヤーの機動力があがって遊びやすくスピーディーな展開になりました。モンハン自体がプレイヤーのアクションのモーションのスピードが遅く、ゆったりした感じだったのでスピード感を加えたことで新たなモンハンの可能性を示してくれました。
リーチの短い武器でもモンスターの頭への攻撃がしやすくなって、より戦いやすくなりました。考えようによっては武器の個性を弱める調整であったとも言えますが、私は良い調整だったと思います(そういったわけで今まであまり使ったことのない片手剣でプレイすることができました)。
第3位 BIOHAZARD VILLAGE
もう一つの3位は「BIOHAZARD VILLAGE(バイオハザード・ヴィレッジ)」です。
PS4版も出ましたが、私にとってはPS5版で遊ぶ初めてのPS5のゲームです。
実はこのゲームについてはゲームをクリアしたあとはプラチナトロフィー獲得に向けてプレイしていて、マーセナリーズ関連の2つのトロフィー以外はすべて獲得しました。しかし、このマーセナリーズがどうも私にはやる気を起こさせてくれなくてそのまま放置状態になってしまいました。私は以前のバイオハザードシリーズでもマーセナリーズをまともに遊んだことがありません。しかも、ネットでこのバイオ8のマーセナリーズの評判を確認してみましたが芳しいものではありませんでした。そういうわけでなかなか重い腰が上がりませんでした。トロフィーがあと2つという状況なので、がんばればいけそうですが、今からがんばるかどうかは相当難しい状況(FF14暁月のフィナーレがでたばかりでやることが多く、2022年は2月から怒涛の新作ラッシュ)です。もし、バイオハザード・ヴィレッジのプラチナトロフィーレビューがあがっていたら、「がんばったんだな…」と思っていただけると嬉しいところです(笑)。もしも、プラチナトロフィーを獲得していたら「METROID DREAD」と同じ2位だったかもしれません(笑)。
この「バイオハザード8」を遊ぶにあたっては、前作の「バイオハザード7」を遊んでから(クリアしてから)プレイすることを強くおすすめします。
怒涛の2022年をどう乗り切るか
2022年こそは、ついに、やっと、とうとう…、Playstation5が本格始動する年になります。
2022年の第1四半期から怒涛の新作ラッシュとなります。
「Horizon Forbidden West」
まずは、「Horizon Zero Dawn」の続編である「Horizon Forbidden West」です。
「Horizon Zero Dawn」はプラチナトロフィーを獲得するまでプレイしたので、言うまでもなく大のお気に入りです。現在のゲームの王道ともいうべきオープンワールド・アクション・アドベンチャーが、これぞPS5(専用)といった圧倒的クオリティーがついにやってきます。
※結局「Horizon Forbidden West」でもプラチナトロフィーをゲットしました。
「ELDEN RING」
上の「Horizon Forbidden West」から、なんと1週間後にダクソ好きにはたまらない「ELDEN RING」が発売されます。私としては「Dark Souls III」でもプラチナトロフィーを獲得しているので、いったいどちらから遊べばよいのやら、年明けから嬉しい悩みが襲ってきます。
やはり片手間に遊べるようなゲームではないので、しばらくはこのゲームに集中することになりそうです。
※結局「ELDEN RING」でもプラチナトロフィーをゲットすることになりました。
「Grand Turismo 7」
さらに、なんとなんと、その「ELDEN RING」からまた1週間後に「Grand Turismo 7」が発売されます。これでは体が1つでは足りません。
しかも、このGT7に関してはFANATECのGRAN TURISMO DD PROというハンコンがめちゃくちゃ欲しい。時間だけでなく金銭的にも非常に厳しい2022年になりそうです。
この3作の中で期間的に最も長く遊ぶのはこの「Gran Turismo 7」になるので環境を整えるのはゆっくり、じっくりとプレイ環境を整えて行きたいところです。
本当にこの3作の連続発売はいろんな意味で本当にヤバいです。
まとめ
2021年はPlaystaion5の普及がすすまなかったので個人的には地味な年ではありましたが、個々のゲームを振りかえると充実した年でもありました。といいながら、2021年を振り返るよりも、心はすでに2022年のことでいっぱいです。
2021年はPS5の品薄状態が全く解消されなかったこともあり、そのしわ寄せとして2022年第1四半期から怒涛のPS5新作ラッシュとなります。 「2022年のMy Game of the Yearはこの3作で決まり」といってもよいくらいの充実ぶりです。
しかしながら、できることならば上に挙げた3つのうち1つくらいは2021年中に発売して欲しかったところです。PS5が普及していない状況で発売するのは販売数が伸びないことになりますが、2022年第1四半期になっても状況はたいして変わらないでしょう。個人的には「Horizon Forbidden West」はSIEということもあり、看板作品の「Gran Turismo 7」との競合をさけるためにも(むしろゲーム的にはELDEN RINGとの競合のほうが強い)2021年に発売していてくれたら…と強く思います。2021年に発売していればおそらく本家GOTYを獲得出来ていたでしょう(2022年は予測不能の大激戦でしょう)。そしてその勢いを2022年に繋ぐことができたのではないかと…。
まぁ、タラレバを言ってもしょうがないし、どっちにしろ2022年が楽しみであることに変わりはありません。上に挙げた3作以外にも「ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドの続編」や「スプラトゥーン3」、「モンハンライズの拡張」といったまだまだ気になるものも沢山あります。
とにかく2022年はゲーム好きにとってはとても良い年になりそうです。あとから振り返っても「2022年は凄かった」と言われるような歴史に残る年になると予言します。
過去のMy Game of the Yearについてはこちらから
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