Life is Strange 2(ライフ イズ ストレンジ 2)でトロコン(プラチナトロフィー獲得)したのでレビューを書きます。
Life is Strange 2は日本ではSQUARE ENIXよりPS4で日本語版が発売されています。
海外では数ヶ月に1エピソードずつリリースされ連続ドラマのように楽しみに続きを待つ必要がありましたが、日本では全5エピソードが完結した後に全部まとめて1つのゲームとしてリリースされました。グローバル版は2018年9月27日から2019年12月3日に完結(wikiによると)したということなのでグローバル版を遊んでいた人は相当長いスパンで遊んでいたことになります。たとえるならば朝ドラをDVDでイッキ見するようなものでしょうか。そういう意味ではグローバル版を遊んだ人とはこのゲームに対する思い入れや評価が違ってくるはずです。私はPS4の日本語版を遊びましたが、日本でも長いスパンで楽しめるグローバル版のようなリリース方法がされると面白いと思いますが、吹き替えなどのコストを考えると完成した時点でのリリースになってしまうのは仕方ないですね。しかし、似たような例を考えてみるとFF14のようなMMORPGは数ヶ月ごとのパッチでストーリーが進行していくのでこれに近いです。
どのようなゲームか
アドベンチャーゲームです。
Life is Strangeの続編ですが、前作と直接ストーリーの繋がりはないために今作からでも問題なく遊べます。
ストーリーは兄のショーン(16歳)と弟のダニエル(9歳)の2人の物語です。とある理由で2人で旅にでることになります。プレイヤーは兄のショーンを操作します。弟のダニエルは特殊能力(超能力)を持っていることがわかります。物凄い能力を持っていますが、まだ幼いダニエルを導いて旅をするというゲームです。
ダニエルの9歳らしさが非常によく表現されています。God of Warも息子と親父が一緒に旅をするゲームでしたが、このLife is Strange 2は兄弟で旅をする話です。
最近のゲームの表現力の向上によってこれらのゲームのように子供を上手く表現できるようになったんだということがよくわかります。
このLife is Strange 2も子供との旅ということが非常に上手く表現されています。
また、アメリカ(だけのものではないですが)の社会問題をいろいろと扱っているので物語に深みとリアリティーが増しています。このあたりが海外のゲームっぽいところです。
キャプテンスピリット
このゲームにはエピソード0ともいうべき無料体験版があります。
「The Awesome Adventures of Captain Spirit」
まずはこの体験版をやってみることをおすすめします。
こちらはクリスという少年が主人公です。ゲーム本編でショーンとダニエルに出会うことになります。クリスはスーパーヒーロー大好きの少年でこのノリについてゆくのは最初はちょっと面食らいますが、複雑な家庭事情を抱えています。この陰と陽の対比がよく描かれています。この体験版のクリア内容を本編のゲームに引き継ぐことができます。
トロフィー獲得難易度
アドベンチャーゲームなのでとても低いです。
ゲームクリア後にチャプターを選んでまだ獲得していないアイテム(収集品)がどこにいくつ残っているかということがわかるようになっています。アイテムが残っているシーンから「パラレルワールド」という設定にすれば以後のストーリーに影響を与えないでアイテムを回収することができます。
ゲームをとりあえず最後まですすめてエンディングを見た後に取り逃したアイテムを攻略サイトをみながら取りにゆけば全く苦労することなくトロコンできます。
マルチエンディング
このゲームは今までのシリーズ同様にマルチエンディングになっています。
残念ながらDetorit: Become Humanのようなストーリーの分岐があるようなマルチストーリーとまでにはなっていませんが、物語の結末は納得いくものでした。ただ納得してしまったので自分の手ですべてのエンディングを見ようとはしませんでした(トロフィー条件にも入っていませんでしたし)。その他のエンディングはネットでゲームクリア後に観ましたがこちらもDetroit: Become Humanほどのバリエーションはありませんでしたが、なかなか興味深く楽しめました。はっきり言ってDetroit: Become Humanが別格すぎるので比べてはいけません。私としてはこのLife is Strange 2にはとても満足しました。
前作の「Life is Strange」と「Life is Strange: Before the Storm」を知っていたほうが楽しめる要素もたしかにありましたが、大きな要素ではないので前作を知らなくても全く問題ありません。
感想
- 幼い弟を気遣う兄としての面と16歳の少年という面がそれぞれよく描かれている
- 社会問題を取り扱っているので物語にリアリティーを増している
- Life is Strange 1と比べると特筆すべきことはない
- マルチエンディングだが、衝撃的な変化はない
Life is Strange 2はストーリーがとても良くできたゲームです。
アドベンチャーゲームにとってはこのストーリーがすべてといって良いでしょう。
トロコンがとてもしやすいゲームでもあるので、まだトロコンをしたことがない人はこのゲームでトロコンしてみるのも良いのではないでしょうか。
エピソードが5つとボリュームと価格のバランスも良く、大作疲れの人には丁度良いゲームになっています。
アドベンチャーゲームが好きな人、God of Warで息子との旅が楽しかった人には満足いく出来だと思います。
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