「animBot」の使い方 part3

Animation

「animBot」の使い方の記事第3弾です。

今回はpart1とpart2で扱うことができなかった残りのツールを紹介します。

今回のpart3で「eco バージョン」で使用できる基本ツールの紹介は最後になります。

こちらの記事に「animBot」の導入から使用方法が書いてあるのでまだお読みになっていない方はそちらからお読みください。

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Temp Pivot と Micro Manipulator と Global Offset

Temp Pivot

このツールはpivotを編集してアニメーションをつけることができるツールです。

part2で紹介したAlign ObjectsやCopy Xform Relationshipらと同じようにキーフレームを作成することができるだけなので必ずしも想定した通りのアニメーションになるわけではありません。

想定している動き
実際の動き

このアニメーションはpivotを球の一番上に配置し、最初と最後(Z軸に90度回転)にキーを打っただけのアニメーションです。球の頂点のピボットの位置は動くことなく球が反時計回りに回転するアニメーション(上の動画)を作りたかったのですが、この方法では想定した通りにはなりませんでした(下の動画)。それはグラフエディターを見ればわかるとおり、中央にpivotがあるアニメーションの補間したものと同じものです。結局はデフォルトのpivotにアニメーションさせることになるので、ポージングやブロッキングの際には活躍しますが、この機能でアニメーションを作るのは厳しいということは覚えておいたほうが良いでしょう。

pivotを変えられる素晴らしいツールですが、ピボットを移動させながらアニメーションが作れるような万能ツールではないので注意が必要です。

Proバージョン以降で「Temp Controls」を使用すれば、ピボットを移動させながらのアニメーション作成も可能になります。<2022年1月追記>

Micro Manipulator

こちらは「『animBot』の始め方」でも説明しました。

移動や回転などのマニピュレーターがマウス操作だと大きく動きすぎてしまう場合にはこのツールを「On」にして、可動域を小さくすることが出来ます。

Global Offset

一言で説明するとBakeをしないアニメーションレイヤーです。

同じことをアニメーションレイヤーを使用する場合は、アニメーションレイヤーをmergeする時にBakeされてしまいますが、Global Offsetを使用するとBakeされないので手軽に利用できます。

まずZ軸だけで腕の振りをつくる

歩きモーションの腕の振りを作る場合です。

レイヤードアプローチで作成するのでまず肩と肘のZ軸だけで腕の振りをつくります。

そのあとにGlobal Offsetを使用して腕を下ろしたアニメーションにします。

腕を下ろす

ポーズトゥポーズで作成した場合は腕の回転のアニメーションカーブが3軸入り混じってしまい調整するのが大変(この例の場合はrotate orderの設定でなんとかなりそうですが…)になってしまう場合がありますが、このようにすればシンプルに作業をすすめることができます。

Proバージョン以降の「Temp Controls」を使うと「Global」ではなく、「Local」のアニメーションレイヤーとして使用することが出来ます。仮にこのキャラクターが真っ直ぐ歩いていない場合(例えば円を描いて歩いている場合)は「Global Offset」での調整は困難を極めることになります。そこで「Local」で使用することにより調整が容易になります。<2022年1月追記>

レイヤードアプローチとrotate orderについては過去の記事に書きましたのでよろしければ御覧ください。

Motion Trail とその他のツール

Motion Trail

Motion Trail

モーショントレイルです。標準のものよりもオプションでいろいろと設定できます。

Suspend Viewport

シーンが重い場合にアニメーションカーブを移動する時も重くなってしまうことがよくあります。そのような時にアニメーションカーブの移動が軽くなります(アニメーションカーブの編集が終わってからシーンに反映させるため)。

Time Bookmarks

タイムラインにBookmarkをつくることができます(私は利用していません)。

ひとつのmayaシーンで複数のカットを作成する場合には便利ですね。

Play Keys

キーフレームのみを再生します(重い感じだったので私は利用していません)。

Extra Tools と Bundle Snapshot と Anim Recovery

Extra Tools

タイムライン上のuiに収まりきれないツールが入っています。

「animBot」の始め方でHotKeyの上書きを推奨したset Smart Keyもこちらにあります。

こちらの中にどのようなツールが入っているのかを詳しく調べて見る場合は、「animBot」のアイコンをクリックしてHotKeysの項目をクリックして、そのなかのExtraToolsの中のそれぞれのツールのアイコンの上にマウスカーソルを置けば使用方法のWindowがでてきます。

Bundle Snapshot

「animBot」にデフォルトポーズを登録または削除する場合に使用します。

Mirror PoseツールやSelect Oppositeを使用するためのデフォルトポーズをこちらでも登録することができます。

Anim Recovery

Mayaが落ちた場合に、それ以前の状態に戻してくれるツールです。

神のようなツールですが、実は私は使っていないのでどの程度の精度で復旧できるのかはわかりません。どちらにせよ、このツールを信頼しすぎることのないようにこまめにセーブする習慣はつけておいたほうがよいでしょう。

Auto Bots

「animBot」の設定をすることころです。AnimRecoveryや他のツールをOn、Offしたりできます。

Search

説明の必要はないと思いますが、「animBot」内の検索をします。

まとめ

「animBot」をインストールした直後は沢山のアイコンが並んでいるので圧倒されてしまい、どうやって(何から)使ってよいのかわからず途方に暮れてしまいそうでした。しかし、私自身、こうして使い方をまとめてみると、よく使う(使える)ツールというのはある程度限られていることが改めてわかりました。これまでの記事を読んでいただければ優先して覚える(使う)べきツールというのがわかっていただけたと思います。

「animBot」のツールの数に圧倒されてしまい、途方に暮れそうになっている方の少しでもお役に立てたならば幸いです。

「animBot」の情報は公式サイトだけでなく、作者のAlan CamiloさんのTwitterもぜひフォローしましょう。Blenderでも「animBot」が使えるようになるとかならないとか…。Blenderユーザーの方は期待して待ちましょう。

「animBot」のProバージョン以降には新たなツールが追加されています。

新たなツールについても興味がある方は以下の記事をごらんください。

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