「ELDEN RING」に続いて「Horizon Forbidden West」でもプラチナトロフィーを獲得しました。
「Horizon Forbidden West」はPS5世代の最高峰のグラフィック(2022年上半期現在)を誇るゲームです。
「PS5を持っているのならば、とりあえずはこれを遊んでおけ!!」というタイトルです。
良い評判も悪い評判も出回っているので買うべきかどうかもよっている人。
プラチナトロフィー獲得に関する難易度はどのくらいのものなのか?取れそうならば狙ってみようかな?とお考えの人。
そんな方々の参考になれば幸いです。
一言で説明すると「とにかく凄いゲーム」
「Horizon Forbidden West」はどんなゲームかと尋ねられたら、「とにかく凄いゲーム」と答えます。
発売日がとても近く(1週間違い)とても対照的なゲームである「ELDEN RING」との比較はELDEN RIMGのプラチナトロフィーレビューに書いたのでそちらを御覧ください。

すばらしい点
現代コンピュータゲームにおける技術面での最高峰
グラフィックをはじめ、技術面において現在のコンピュータゲームの最高峰であること。
特に、ここ数年PCや据え置き機のトップクラスの技術で作られたゲームを遊んだことがない人には強くおすすめします。「今のゲームはこんなに凄いんだ…」と感動するはずです。長い間それなりにゲームを遊び続けている私ですら感動したのですから、AAAのゲームを遊ぶのが久しぶりの人が感動しないはずがありません。
よく言われることに、「ゲームシステムがいままでのゲームの寄せ集めで目新しいものがない。」という批判があります。しかし、AAAのゲームから数年以上遠ざかっている人からするとそのようなマンネリ感を感じることなく遊べます。
一切の手抜きなしの作り込みと膨大なボリューム
そして、圧倒的なボリュームにもかかわらず、手抜きの要素が一切見当たらないところです。誤解を恐れずに言うとそこが「ELDEN RING」との一番の違いです。「ELDEN RING」は余計なもの、あまり必要のないものは削ぎ落としてゆく引き算の美学でしたが、「Horizon Forbidden West」は、「そんなところまでしっかりと作っているの?」という足し算の美学です。サブクエストのカットシーンもメインと遜色ありません(「ELDEN RING」は基本棒立ち(でもNPCを殺せる自由度ではこれが正しい))。
いまいちな点
オープンワールドのゲームとしては目新しさは特にない
ゲームシステム的に目新しいものはなく、並のゲームであると言われても確かにその通りです。しかし、そのぶん安心して遊べるということも出来ます。
飛べるようになるのが遅すぎる

このゲームでは空を飛べるようになるのですが、それが最終盤になってようやく飛べるようになります。確かに早い段階で空を飛べるようになるとゲームバランス的に狂ってしまう(簡単になりすぎる)ので終盤まで引っ張る必要があるのは理解できますが、それにしても遅すぎます。この点を考慮して今から遊ぶ人はメインクエスト優先(メインクエストの最終盤で飛べるようになるため)で進めることをおすすめします。
ボリュームがありすぎて終わりがみえてこない
オープンワールドのゲームはメインのゲーム進行そっちのけで、サブのクエストや探索が楽しいのですが、この「Horizon Forbidden West」の場合はボリュームがめちゃくちゃあるので、メインクエストを進めないと一向にゲームが進みません。この点からもメイン優先ということを頭の片隅においてプレイしてください(このゲームを遊ぶ時間がめちゃくちゃ有り余っている人でないかぎり)。
前作のクリアを前提としたストーリー
私は前作の「Horizon Zero Dawn」でもプラチナトロフィーを獲得しましたが、それは2017年のことです。それから5年も経てばストーリーはほとんど忘れています。プラチナトロフィーを獲得した私ですらそうなのですから新規に始める人にはこの部分が最大の懸念点です。しかし、ネットで調べるなどすればなんとかなりますし、最悪何も知らなくてもゲームは楽しく遊ぶことは出来ます(私もストーリーのすべてを完璧に理解したわけではありません)。

このゲームの評価
技術力は圧倒的に100点満点です。
この映像を味わうためだけでも買う価値があります。
ゲームシステム部分。
特に戦闘については、モンハンのように部位破壊や切断等で相手の戦闘力を削ったり、素材集めをしたりと戦術的に戦えてとても良いのです。しかし、特筆すべきところはなく、平均的です。
モンハンサンブレイクの発売が近いので久しぶりにモンハンライズで弓を触ってみましたが、弓での戦闘(アーロイの主力武器は弓なので)はモンハンのほうが圧倒的に面白く、癖になる操作感覚もさすがです(モンハンも初期の頃の弓は溜めて撃つだけでしたが…)。
このゲームを楽しみ方は「圧倒的な技術力に浸ること」これにつきます。
特にCGをやっている人には「ELDEN RING」よりも「Horizon Forbidden West」をおすすめします(両方やるに越したことはないですが)。「つべこべ言わずにこの圧倒的な世界に浸れ!!」です。
プラチナトロフィーへの道

私は基本的に難易度ノーマルの状態でゲームをすすめました。
難易度ノーマル以上の場合は結構敵が固く、相手の攻撃も痛いです。特に武器の強化を怠ると敵を倒すまでにかなりの時間がかかってしまうのでまずは武器の強化を優先しましょう。
難易度によるトロフィーはないのでトロフィーが欲しい場合はイージー以下の難易度で遊びましょう。
プラチナトロフィー獲得の難易度
難易度は低いです。ゲームの難易度を下げることでより楽になります。
前作の「Horizon Zero Dawn」では狩り場のトロフィーではすべて最高ランクの成績を取らなければなりませんでしたが、今回は最低レベルのものでも全部クリアさえすればトロフィーゲットできます。
アイテム収集系のトロフィーも全て集めなくても良くなっているのでプラチナトロフィーの難易度はものすごく下がりました。
注意が必要なトロフィー
機械獣丸裸

唯一の時限トロフィー。取り逃したらもう一度ゲームをやり直さないと獲得できないので要注意です。「スペクタープライム」という最後のメインミッションにしか登場しない機械獣がいるので必ずフォーカスでスキャンしましょう。また、プライムではない「スペクター」もメインクエストにしか登場しないので忘れずにスキャンしておきましょう。このゲームで唯一気をつけなくてはならないトロフィーはこれだけです。
そしてもう一点、これは盲点になりやすいので書いておきます。それは「スペクタープライム」との戦闘で死んでしまった場合です。この場合はスキャンする前の状態からリスタートとなるので戦闘の際には毎回かならずフォーカスを忘れないでください。私の場合はフォーカスしていない最後の機械獣が「スペクタープライム」だったので良かったのですが、スキャン逃しがあると最悪、また最初からプレイし直ししないとトロフィーを取れなくなってしまいます。
プラチナトロフィーを狙うつもりがなくてもこのトロフィーだけは確実に取得するようにしてください(後からプラチナが欲しくなっても良いように)。
咲き誇りし花

訓練場をすべてクリアすると挑戦できる不死王。とにかくこいつが強すぎます。「ELDEN RING」で言うところのマレニア以上じゃないかと…。
しかし、難易度をイージー以下にすればあっさりと初見で倒せるでしょう。トロフィー目的であるならば難易度を変更してさっさと取ってしまえば良いのですが、この強さはぜひ体感してほしいので何度かはノーマル以上の難易度で戦ってみてもらいたいところです。
それと、訓練場で連続技の使い方の課題が説明がわかりづらいのでつまずきポイントになりやすいです。説明の文章をしっかり読んだり、Youtubeで訓練場の攻略動画で操作方法のレクチャーを受ければクリアしやすくなります。この部分はおそらく難易度を下げても無意味だと思うので、つまずくようならば面倒でもしっかりと調べることをおすすめします(テキトーにやっていては絶対にクリアできないので)。
機乗走の勝者

オープンワールドのレースミッションというのはよくありますが、私はあまり好きではないです。グランツーリスモが好きなのでレース自体は嫌いではないのですが…。
4つあるレースのうち2つをクリアするだけなので難易度は低です。苦労することはないとは思いますが、レースミッションが好きではない場合は完全な作業になってしまうのが辛いところです。
そういえばエンディングでの表記がSpecial Thanksだったと思いますが「Kojima productions」の名前があったので、「デス・ストランディングディレクターズカット」でもレース関係のトロフィーを取るのにも敷居の高さを感じたのを思い出しました。そちらのほうも難易度はそれほど高くはなかったのですがクリア率の低さから多くの人が私のような感じなのかな…と思いました。「デス・ストランディングディレクターズカット」でプラチナトロフィーを取りたい方は、走り方のコツやクリアできるタイムが書いてありますので参考にしてみてください。

狩り場の王者

前作ではすべて最高ランクでないとトロフィーはもらえませんでしたが、今作では最低ランクでもクリアさえできればトロフィーゲットです。
とはいえ、クリア率の低さから分かる通り手間と時間がかかります。特に絶壁の山脈の課題はほかと比べて難易度が上がります。特にシュレッダーをキャッチする課題は今までに全く使っていない場合は苦労します。あるていど慣れておきましょう。
買いか?

- PS5のパワーを体験できる最高峰のグラフィック。
- あらゆぶ部分(ゲーム部分、カットシーンetc.)でのクオリティーの高さ。
- すべてのクオリティーが高いだけに尖った部分がない。
- キャラクターに魅力が乏しい。
PS5のパワーを体感するには現状ではもっともふさわしいゲームです。
PS5を持っているのならば、まずは最初の一本にはこのゲームをおすすめします。
PS4版を買って将来PS5版に無料アップグレードするのも良い選択です。PS5が手に入ってからこのゲームを買うよりも、ゲームは新しい(旬な)うちに遊ぶのをおすすめします。しかも、PS4版とPS5版の違いを体感できるわけですから2倍楽しめると考えることもできます。
PS5をまだ持っていない人はPS4版を遊んで後から無料でのアップグレードがおすすめです。

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