Davinci Resolve FusionでZ-depthを使用してボケを加えてみます。
素材AOVやライトごとのAOVのシーンではわかりづらいので、Motion Vectorの時と同じようにあらたに簡単なシーンを作成しました。

Davinci Resolve Fusionでコンポジット(Motion Vector編)
Davinci Resolve FusionでMayaのArnoldでレンダリングしたopenEXR連番ファイルにVectorMotionBlurをかけてモーションブラーを適用します。今までの素材AOVとライトごとのAOVで使用し...
DefocusとCustomToolを使用する
Add Tool > Blur > DefocusでDeforcusを追加します。これを使ってぼかします。
また、Add Tool > Miscellaneus > CustomToolでCustomToolを追加します。このカスタムツールはZ-depthの白黒画像の近景から遠景の範囲を決めるために使用します。
下の画像のようにノードを配置してください。
CustomToolの設定
まずCustomToolのInspectorで「Name for number 1」と「Name for number 2」の名前を
それぞれ「Near」と「Far」にリネームします。
それからZ-depthのRGB画像を上のビューに表示してNearとFarのZ-depthの値を測ってそれぞれの数値を入れます。
そのつぎにCustonToolのInspectorに以下のエクスプレッションを入れます。
このエクスプレッションは以下のYoutube動画を参考にしました。
Defocusの設定
DefocusのInspectorで上の画像のようにChannelをLuminanceに設定します。
Defocus Sizeのスライダーを動かせば近景の白い部分がボケます。
逆に遠景をぼかしたい場合はCustomToolとDefocusの間に「カラーの反転」を挿入してあげます。


Davinci Resolve Fusionでノードベースのコンポジット
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